マインクラフト、マルチプレイサーバーの設定ファイルである「server.properties」の設定解説と一覧です。
解説
server.propertiesはマインクラフトのサーバープログラムである「minecraft.jar」を起動した時に生成されるサーバー・ワールドの設定ファイルです。
このファイルをメモ帳などで編集することで、難易度の変更、seed値の設定、サバイバル・クリエイティブの切り替え、などの設定が可能になります。
例えばゲームモードを変えたい場合、【gamemode=survival】のところを【gamemode=creative】にした後、サーバープログラムを起動するとクリエイティブモードに変更されます。
「server.properties」を編集後、マイクラのサーバプログラムを再起動すれば反映されます。
上記server.propertiesによるサーバー設定は、サーバーコマンドと併せてマルチプレイのワールド管理には欠かせません。
設定一覧
以下はJava版の設定項目です。
統合版はこちら:【統合版】server.propertiesの設定一覧と解説【サーバー設定】
項目 | 設定値(太字は初期値) |
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解説 | |
enable-jmx-monitoring | true, false |
JMXによるモニターを有効化するかどうか。 ※Java Management Extensions:Javaマネージメント拡張機能。 |
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rcon.port | 1~65,534 (25575) |
RCONで使用するポート番号を設定。 | |
level-seed | 任意の文字列(空欄) |
ワールドのシード値を設定する。
初期の空欄ではシード値はランダム生成。 |
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gamemode | survival, creative, adventure, spectator |
ワールドのゲームモードを設定。
サバイバル、クリエイティブ、アドベンチャー、観客モードが設定可能。 |
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enable-command-block | true, false |
コマンドブロックを有効・無効にする設定。
trueにするとコマンドブロックが使用可能になる。 |
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enable-query | true, false |
(恐らく旧項目?)
GameSpy4プロトコルでのクエリサーバー通信を有効化する設定・・・とのことだが、2011年にこれ実装されたもののこのプロトコルの取り決め元と思われるGameSpy自体が2014年にサービス終了しているので現時点では旧項目の可能性がある。 |
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generator-settings | json規則の文字列({}) |
ワールド生成時に生成される地形データの設定。
json規則の文字列を記述して生成される地形を設定できる。(上級者というか開発者向け) |
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enforce-secure-profile | true, false |
Mojang公開鍵を持つ正式ユーザーのみログイン可能になる設定。
true時、例えば第三者が作成した「統合版のユーザーIDでJava版のワールドに入れるようなランチャー」を使ってのログインが拒否されるようになる。 |
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level-name | フォルダ名 (world) |
ワールドデータのフォルダ名を設定する。
初期は「world」ですが、「world2」などにすることにより別ファイルにてワールドが作成され稼働する。 |
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motd | 59文字までの英数字 (A Minecraft Server) |
マルチプレイの「サーバー一覧画面」で表示するワールドの説明文を設定。
(カラー文字や文字装飾なども少し可能なので、興味があれば「minecraft Formatting codes」で検索してみて下さい。) |
query.port | 1~65,534 (25565) |
クエリサーバーで使用するポート番号を設定。 | |
pvp | true, false |
プレイヤー間の攻撃を有効にするかどうか。
falseにするとプレイヤー間の攻撃は無効になる。ただしプレイヤーが設置したマグマなど間接的な攻撃は防げない。 |
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generate-structures | true, false |
村やピラミッド、海底神殿などの構造物を生成するかの設定。
falseにすると生成されなくなるが、ダンジョンはfalseでも生成される。 |
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max-chained-neighbor-updates | 数値(1000000) |
スキップが発生する前に連続する更新を制限する設定。
-1など負の値を設定すると制御しなくなる。(詳細不明) |
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difficulty | peaceful, easy, normal, hard |
難易度の設定。
difficulty=3のように数字でも設定可能。 |
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network-compression-threshold | -1~正数値 (256) |
ネットワークの圧縮閾値。
-1で圧縮を完全に無効、0なら全てを圧縮。 |
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max-tick-time | 0~9,223,372,036,854,775,807 (60000) |
サーバーワールドが何らかの不具合で動かなくなった時、サーバーを強制停止するまでの時間を設定する。
単位はミリ秒なので、デフォルトの60000は60秒設定。 |
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require-resource-pack | true, false |
require-resource-packが指定されていた時、リソースパックのDLを拒否するとワールドに接続できなくする設定。 | |
use-native-transport | true, false |
Linux OS で稼働しているマインクラフトサーバーについて、パケット送受信の最適化を行うかどうかの設定。 | |
max-players | 0~2,147,483,647 (20) |
サーバーで同時にプレイできるプレイヤーの最大数。 | |
online-mode | true, false |
接続してきたプレイヤーをMinecraftのアカウントデータベースに照合し、ライセンス登録が確認できないプレイヤーは接続できないようにする設定項目。
true:チェックを行い、アカウントが照合できたプレイヤーのみ接続可能。 通常はtrue推奨ではあるが、例えばローカルネットワークなどインターネットに接続しないサーバー構成など、インターネットを介さないようなサーバー構築をする場合はfalseじゃないと動かないので注意。 |
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enable-status | true, false |
サーバー一覧リストでオンライン状態と表示するかどうかの設定。
falseにすると表示上はオフラインに見えるようになる。ただし表示上だけで接続は可能。 |
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allow-flight | true, false |
飛行を許可するかどうかの設定(飛行MOD用)。
falseにすると5秒間空中にいるプレイヤーを強制退場する。 なおクリエイティブモードの時は無効。 |
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initial-disabled-packs | (空欄) |
ワールド作成時、自動的に有効化されないデータパックのリストをカンマ区切りで指定する。 | |
broadcast-rcon-to-ops | true, false |
RCONというサーバーの遠隔操作でのサーバーコンソールコマンド入力時、管理ユーザーに通知する、しないの設定。
(RCON:他のアプリケーションがインターネット経由でMinecraftサーバーに接続して対話できるようにするリモートコンソールプロトコル) |
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view-distance | 3~32 (10) |
プレイヤーからどれだけ離れたところまでワールドを描画・処理するかの設定。 単位はチャンクで半径距離(2とすると4チャンクまでの描画)。 デフォルトより高くすればより遠い距離のものが描画されるようになるが、サーバーには負担がかかりラグりやすくなる。 |
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server-ip | 文字列 (空欄) |
サーバーを特定のIPにバインドする設定。
長くなるので割愛するが、通常はサーバーのIPアドレスが分かっていてもバインドせずに空欄のままを推奨。 |
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resource-pack-prompt | chat component syntaxの文字列 (空欄) |
require-resource-packが使用されたときにリソースパックプロンプトに表示されるカスタムメッセージを追加。 | |
allow-nether | true, false |
ネザーへ移動できるかどうかの設定。
falseにするとネザーポータルに入ってもネザーに移動しなくなる。 |
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server-port | 1~65,534 (25565) |
マインクラフトサーバーのポート番号を設定。 | |
enable-rcon | true, false |
RCONというサーバーの遠隔操作を有効にするかの設定。 | |
sync-chunk-writes | true, false |
同期チャンク書き込みを有効にするかどうか。 | |
op-permission-level | 0~4 (4) |
管理権限の権限レベルを設定。 | |
prevent-proxy-connections | true, false |
プロキシサーバー、VPN経由の接続を受け付けるかどうか。
trueにすると受け付けなくなる。 |
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hide-online-players | true, false |
サーバー一覧画面でプレイヤー数へのマウスオーバー時、プレイ中のプレイヤー名を表示するかどうかの設定。
true:マウスオーバー時、プレイヤー名が表示されなくなる。 |
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resource-pack | URL形式の文字列 (空欄) |
プレイヤーがサーバーに接続してきた際にダウンロードするリソースパックのURLを設定。
(共通のリソースパックで遊ぶことが可能になるが、アップロードしたりしなくてはいけないため上級者向け) |
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entity-broadcast-range-percentage | 10~1000 (100) |
エンティティをプレイヤーからどれぐらい離れたところから描画処理するかの設定。 単位はパーセンテージでデフォルトは100%基準。 ※エンティティというのはmob・ドロップアイテム・トロッコのような動きのあるオブジェクト(水流に流されるやつ) デフォルトより高くすればmobが遠い地点でも動作するようにはなるが、値が大きいほどサーバーには負担がかかりラグりやすい。 |
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simulation-distance | 3-32(10) |
エンティティについて、プレイヤーからどれだけ離れた位置まで描画・実行を行うかの距離設定を行う。(設定値はチャンク距離の半径)
値を低くすればサーバーは軽くなるがmob・植物などが近くないと成長しなくなる。逆に高くすれば遠くの距離でも作物が育ったりするが、サーバー処理は必要となる。 |
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rcon.password | 文字列(空欄) |
RCONのパスワードを設定。 | |
player-idle-timeout | 0~正数値 (0) |
プレイヤーが何も操作されていないと指定時間(分)でサーバーからキックする設定。
0は何も操作しなくてもキックしない。 例えば100を指定すると100分操作がないプレイヤーをキック。 |
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force-gamemode | true, false |
デフォルトのゲームモード設定をプレイヤーに強制するかの設定。
true:ゲーム中にゲームモードを変えたとしても再ログインするとサーバー設定のゲームモードになる。 |
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rate-limit | 0~任意の数値 (0) |
クライアントが1秒間に送信できるパケットの最大量を設定し、これを超えるクライアントをキックする。
異常なパケット量を送ってくる不審なクライアントをキックできるようになる。 0指定はパケット量によるキックを無効。 |
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hardcore | true, false |
ハードコアモードにする・しないの設定。
true=でハードコアモードとなる。 |
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white-list | true, false |
サーバーへのログインをホワイトリスト制にする・しないの設定
ホワイトリストというのは、リストに含まれているプレイヤーのみログインが可能で、リストにないユーザーは一切ログインが出来なくなる。 この設定をtrueにすると生成される「whitelist.json」にて認証プレイヤーを登録する。 |
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broadcast-console-to-ops | true, false |
サーバーコンソールコマンドが入力された時、管理ユーザーに通知する・しないの設定。 | |
spawn-npcs | true, false |
村人が出現するかどうかの設定。
falseにすると村人がスポーンしなくなる。 |
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spawn-animals | true, false |
動物mobが出現するかどうかの設定。
falseにすると動物がスポーンしなくなる。 |
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function-permission-level | 1~4 (2) |
マイクラ内で関数を使用する場合、関数のデフォルト許可レベルを設定。 | |
initial-enabled-packs | 文字列(vanilla) |
ワールド作成時、有効化するデータパックのリストをカンマ区切りで指定する。 | |
level-type | normal, flat, large_biome, amplified, single_biome_surface |
生成されるマップのタイプを指定できる。
normal:丘、谷、水などがある標準的なワールド。 |
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text-filtering-config | (空欄) |
用途不明。Ver1.16.4で追加されたが、未だに使い方の説明がされていない。 | |
spawn-monsters | true, false |
敵対mobが出現するかどうかの設定。
falseにすると敵対mobがスポーンしなくなる。ただしスポーンブロックからは出現する。 |
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enforce-whitelist | true, false |
サーバーのホワイトリストを強制執行する設定。
この設定をtrue設定で追加にするとホワイトリストを読み込み、そこに登録されていないユーザーをキックする。 |
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spawn-protection | 0~正数値 (16) |
プレイヤーがワールドにはじめて接続してスポーンする場所について、その周りのブロック・オブジェクトなどを触れないようにする保護設定(スポーン保護)。
例えば初期地点をマグマだらけにしたりトラップをしかける悪質ユーザーがいれば、これを設定すると保護されたエリアはアイテムを置いたりブロックを壊したりと一切の操作ができなくすることができる。 設定値は保護エリアの長さ(正方形の長辺)で、スポーン中心点からの保護距離を設定する。 なおOP権限を持つプレイヤーが設定されていないとこのスポーン保護は機能しないのと、OP権限を持つユーザーにはスポーン保護は効かない。 |
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resource-pack-sha1 | 文字列(空欄) |
require-resource-packを使用する時のSHA-1(オプション)。 | |
max-world-size | 1~29999984 (29999984) |
ワールドの最大サイズ。ブロック単位の半径で設定。
例えば1000にするとワールドは2000×2000までとなる。 |
※1:よく使いそうなものはオレンジ背景色。
※2:Ver 1.19.4、正式版リリース時点での情報に基づいています。
関連マルチプレイ サーバー用のコマンド一覧と解説
関連【統合版】server.propertiesの設定一覧と解説【サーバー設定】
分かりやすい説明ありがとうございます。
参考にさせていただきます!
また他の記事も読ませて頂きますね!
ちなみに私はconohaサーバー使っていますが、先日1.20.4から1.20.5へバージョンアップしたらサーバーに接続出来なくなってしまいました。バージョンを1.20.4へ戻すと再度サーバーに入れるようになります。原因が分からずバージョンアップ出来ずに遊んでいます、、、
もし、原因に心当たりがありましたら教えていただけると幸いです。
反応サンクスです~~~。嬉しいですね~~。
さてその手のことはサポートに聞いてみましょう。
とはいえ私からも少し推測させていただきますね。
ConoHa私も最近評価で使ったのですが、1.20.4の時点で起動時にハングアップエラーが出るので結構CPUパワーがギリギリな状態なんです。
なのでVer1.20.5にアップデートしたことでCPUパワーが足りなくなり、起動できなくなってるのではないでしょうか?
(ConoHa、他のサーバーと比べて最もCPUが低いので、最近だと以下の記事でベンチマークを測定しています。時間があったら是非どうぞ)
・https://hikicomoron.net/minecraft_server_xserver_conoha
・https://hikicomoron.net/minecraft_server_shinvps
・https://hikicomoron.net/minecraft_server_xserver_windows
これはただの推測なので参考までにしておいてください。
本件はサポートセンターの仕事ですので、一度そちらへ問い合わせてみてください!