
WindowsやMac OSで構築したマインクラフトサーバーに、MODを導入する方法を紹介。
※この記事はJava版の自宅PCで作成したマルチサーバーにMODを導入する方法を解説した記事です。自PCにMODを導入する方法はコチラ:MODの概要と導入方法【Java版】
導入の手順
「Minecraft Forge」は多くのMODが導入APIとして採用していますが、Minecraft Forgeはサーバー版も用意されています。
サーバー版Minecraft Forgeはクライアントと同じく、フォルダにMODデータを入れるだけで動作するので結構簡単にMODサーバーを作れるようになっています。
(サーバープログラムはマインクラフト公式から配布されていますがそれは使いません!)
手順としては以下の通り。
- サーバー版Minecraft Forgeをインストール
- サーバー版Minecraft ForgeのMODフォルダにMODデータを入れる
- サーバー版Minecraft Forgeを起動
※導入するMODによってはMinecraft ForgeではなくFabricなどの別の導入APIを必要とするものもあります。
本記事で導入するMOD
今回は定番MODの1つであった「littleMaidMob」の派生である「LittleMaidReBirth(作者:シストラー氏」のMODを実際に導入しながら解説していきます。
なおVer1.17.1のバージョンでMODサーバーを作成していきますが、別バージョンで作成する場合は要所要所読みかえて導入して下さい。
(最新版でも良いのですが、最新版だと対応するMODが極少数なのは留意!)
サーバー用フォルダの作成
まずサーバープログラムとそのデータを格納するフォルダを作成します。
本記事ではVer1.17.1のMinecraft Forgeなので、「1_17_1_forge」という名前で作成しますが、自分が把握できる名前であれば何でも良いです。
保存場所についてもデスクトップでもマイドキュメント内でもどこでも良いですが、忘れて消してしまわないよう自分が把握できる場所に保存しましょう。
サーバー版Minecraft Forgeの準備
サーバー版Minecraft Forgeの入手
外部リンク Downloads for Minecraft Forge – MC 1.17.1【➚】
Minecraft Forgeのサイトより、目的のバージョンのものをダウンロードします。
(サーバー版とクライアント版は同じファイルで、インストール時にどちらか選べるようになっています!)
ダウンロードしたファイルを実行します。
(jarファイルの実行にはJDKが必要ですが多分インストール済みかと思います)
- ①:「Install server」と選択
- ②:先ほど作成した「1_17_1_forge」フォルダを参照
上記を選択したら「OK」ボタンを押してインストールを開始しましょう。
しばらくするとインストールが完了し、指定したフォルダにサーバープログラムが展開されます。
Minecraft Forgeの初回実行
サーバープログラムは初回起動でMODを格納するフォルダを生成しますので、一度実行してみます。
「run.bat」がサーバーの起動ファイルになりますので、ダブルクリックして実行します。
黒い画面が出現して処理が始まりますが、
続行するには何かキーを押してください . . .
と表示されればその画面は閉じてOKです。
再度フォルダを確認すると・・・
MODデータを格納するmodsフォルダなどが生成されました。
MODの導入
生成されたmodsフォルダにMODデータを入れることでサーバー側にmodを導入することが出来ます。
「LittleMaidReBirth」のMODデータを揃えていきましょう。
上記リンクは作者のシストラー氏のスレッドで、LittleMaidReBirthの導入や説明がまとめられています。
今回はForgeで作成していますので、「Forge版の場合」にある
- LittleMaid ReBirth Forge版
- LittleMaid ModelLoader Forge版
- Architectury-Forge
上記3つのmodが必要なようです。ダウンロードしてmodsフォルダに保存します。
ダウンロードリンクはスレッド内の上記リンクより飛べますが、必ず対応したバージョン(今回は1.17.xのやつ)とdevじゃないものをダウンロードしましょう。

3つをmodsフォルダに入れましたらMODのデータの準備は完了です。

起動と接続確認
EULAへの同意
サーバープログラムはエンド ユーザー ライセンス(EULA)へ同意しないと動かないようになっています。
MincraftMINECRAFT エンド ユーザー ライセンス条項【➚】
サーバープログラムの初回起動時に「eula.txt」が生成されていますが、これがEULAへの同意を表明するファイルになります。
ライセンス条項を確認した上で、メモ帳などで開き

「eula=false」となっているところを「eula=true」と変更して保存することで同意表明となり、サーバープログラムが動くようになります。
MODサーバーの起動
再度「run.bat」を実行してみましょう。
黒いコンソール画面が出現した後、上記のような白い画面が立ち上がりログメッセージに「Done!For help, type”help”」と表示されていればサーバー起動完了です。
(実行したパソコンの性能により時間がかかる場合があります)
サーバーへの接続
黒い画面と白い画面はサーバープログラム本体になりますので、それらはそのまま起動したままにしておきます。
なおMOD導入済みのサーバーで遊ぶためには、クライアント側もサーバーと同じバージョンであるMinecraft Forgeとサーバーと同様のMODを導入しておく必要がありますので各自導入を行っておいて下さい。
(今回はMinecraft Forge 1.17.1の起動構成とLittleMaidReBirthの3つのmodデータの導入が必要です)
クライアント側への入れ方 MODの概要と導入方法【Java版】
マルチプレイ画面で「localhost」と自分自身を指定してアクセスします。
ワールドをさまよってみると・・・・
野生のメイドさんが見つかり無事MODワールドが動作していることが確認できました!
(メイドさんはレアポップなので探すならクリエイティブモードがオススメです)
以上でサーバーへのMOD導入は完了ですが、クライアント側でも対応したバージョンのMinecraft ForgeとMODが必要になることは注意して下さい。
(サーバーに遊びにきてくれるプレイヤーにも各自導入させておくこと!)
クライアント側での入れ方 MODの概要と導入方法【Java版】
その他注意すること
LittleMaidReBirth以外のほかMODについても、基本的にはmodsフォルダに入れるだけで動作するようになります。
ただし以下の点には注意して下さい。
- サーバー対応MOD(SMP可能)であること
- バージョンはForgeもMOD側も同じものを使用すること
- MOD同士は競合する場合があること
特に複数のMODを組み合わせたい場合は、どちらかのバージョンが新しいバージョンに対応していないことが多く、その場合は古いバージョンに合わせたり、古すぎる場合はどちらかを諦めることも結構あります。
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