【マイクラ】レンタルサーバー(VPS)の選び方とおすすめ3選

マイクラJava版でマルチプレイをするためのレンタルサーバー(VPS)の選び方。

考えるポイントと定番のマイクラレンタルサーバー(VPS)を紹介します。

当サイトはアフィリエイト広告を利用しております。

Java版マルチプレイにおけるレンタルサーバー(VPS)について

マイクラ、要塞と3人のスティーブン

Java版では、マルチプレイを行うときに自分たちでサーバーを用意する必要しなくてはいけません。

マイクラ用のサーバーサービスは「Minecraft Realms」という公式のサービスがありますが、MODが使えず呼べるのは10人以下という制限があります。特にJava版ではMODを使って遊ぶのも定番であるため、公式のサービスでMODが使えないのは非常にデメリットです。

マイクラ用のサーバーは自分で作成することもできますが、ポート開放・IPアドレスなどのネットワーク機器の知識がないと非常にハードルが高くなります。

そのためマイクラ用サーバーは、サーバー会社であらかじめ用意されたサーバー(VPS)を借りて使うのが一般的です。

サーバー会社は多くありますが、本記事ではマインクラフト用サーバーのための選び方を紹介します。

サーバーを用意する他の方法
Java版Realmsの概要と他マルチプレイ方法との比較
Java版(PC)でのマルチプレイサーバーの作り方

レンタルサーバー(VPS)を選ぶときのポイント

マイクラ用にレンタルサーバー(VPS)を選ぶポイントは以下の4つです。

  1. マイクラのゲームサーバーが自動構築できること
  2. サーバーのスペック
  3. マイクラの管理機能
  4. 1ヶ月契約か、時間性課金か
  5. 料金

マイクラのゲームサーバーが自動構築できる

Xserver for Gameは簡単にマイクラサーバーを構築できる
必ず簡単にマイクラサーバーが構築したレンタルサーバーを選ぶこと!
『Xserver for Game』

よほどPCに詳しくない限り、「マイクラのゲームサーバーが自動構築できること」は必ず抑えて下さい

スペックさえ満たしていればどのレンタルサーバー(VPS)でもマイクラサーバーを構築することは可能でありますが、家庭用ではないサーバーPCに1からサーバープログラムを導入するのは結構なPCマニアでも無い限り困難です。

マイクラサーバーの自動構築に対応しているのであれば、サーバー契約時や作成時に「Minecraft」を選ぶだけで作成と同時にマイクラサーバーが作成されるのですぐ遊ぶことができるようになりますので、これはほぼ必須のポイントになります。

マイクラ VPSのコンソールログインその3
1から導入する場合はこのような画面(コンソール)での操作が必要となるので注意。

サーバーのスペック

『Xserver for Game』のスペック
リンク:『Xserver for Game』のスペック

マイクラのサーバープログラムを動かすためには、ある程度のサーバースペックが必要です。

とはいえマイクラサーバーを自動構築できるサービスがあるレンタルサーバー(VPS)であれば、その時点でスペックはクリアしていることがほとんどなので、実際のところ気にする必要はほとんどありません

ただ多人数でそれぞれ新規エリア(チャンク)を開拓したりすると必要メモリ量が増加する傾向がありますので、そういったことが想定される場合は多めのメモリがあるレンタルサーバー(VPS)を考える必要があります。

CPUパワーにもよりますが5人ぐらいであれば2GBメモリでも全然いけますし、10人でも1箇所に集まるプレイであれば2GBメモリでも十分いけます。ただしMODによってはメモリをかなり使う場合が想定されるので注意して下さい。

自動構築に対応していないサーバーで確認するスペック

実際にマイクラサーバーで必要なスペックを示しますので、マイクラ自動構築に対応してないサーバーを選ぶ場合はこれを参考にすると良いでしょう。

機能 コンソールが使えること(VPSであること)

単にレンタルサーバーとだけしか書いてない場合は、機能が制限されてて独自のアプリケーションが入れられないようになっていることがほとんどです。よってマイクラのアプリケーションを入れることが出来ません。

「VPS」と書いているサーバーであればコンソールが使えますので、そこからマイクラのアプリケーションを入れることが可能です。必ずこちらを選択して下さい。
(VPSもレンタルサーバーの一種ではありますが、現実的にはそうなっています)

メモリ 最低2GB以上

古いバージョンでは1GBで動く時代もありましたが、現状2GBないとほぼ起動すらしません。起動したとしてもギリギリセーフとアウトの間で安定しません。

またマイクラでは新規エリアをロードする際にメモリを多く消費します。よって多人数でそれぞれ新エリアを開拓するような場合はメモリがより多く必要です。5人程度であれば最低の2GBメモリでも十分かと思いますが、10人以上で全員が冒険家気質であれば4GB以上のメモリを検討すると良いでしょう。

なおMODによってはメモリが増加するのもあるのでその点にも気をつけて下さい。

サーバー容量 最低500MBくらいで、推奨5GBは確保

レンタルサーバーは低スペックプランでもデータ容量は30GBぐらい用意されてますが、マイクラサーバーはかなりワールドサイズが多くなっても5GBぐらいなので、ここは実際には気にしなくて良いです。50人~100人とかでも無い限り、最低プランで事足りるでしょう。

なおスペックとしてはCPUパワーもあるのですが、レンタルサーバーはどれぐらいのCPUパワーが貰えるかは表記されていませんので判別がつきません

CPU2コアや3コアと表記されててても何のCPUなのか実際どれぐらい割当ててくれるのか?は不明なので、実際に使ってみて「起動スピードは早いか?」「快適かどうか?」「どの時間帯でも重くならないか?」を確かめるしかないです。

性能の低いCPUが4コア使えたところで性能はイマイチですし、表記CPUコア数は「常時利用可能なリソース」ではなく最大限利用可能なリソースです。よってサーバー会社によってはケチって実際はほとんどCPUを使えなかったりする場合もあります

マイクラの管理機能

マイクラサーバーの自動構築に対応したレンタルサーバーの中には、さらにサーバーのワールド設定が行える管理機能付きのサーバーがあります

通常サーバーのワールド設定は、特定ファイルの変更が必要であったり管理コマンドを入力したりしてちょっと手間なのですが、マイクラの管理機能付きだとブラウザ上で簡単に変更することが可能です。

例えば『Xserver for Game』だと、「難易度」「サバイバル/クリエイティブモードの切り換え」「管理ユーザーの登録」「許可ユーザーの登録」「バックアップ」などの機能および設定変更が簡単に出来るようになっています。

Xserverのマインクラフトマネージャー
『Xserver』の管理画面

こういった管理機能付きのサーバーを選ぶと管理が楽になりますので、選ぶポイントの1つになります。

1ヶ月契約か、時間性課金か

レンタルサーバー/VPSは基本的に1ヶ月24時間使用する「1ヶ月単位の契約」が基本ですが、中には1時間ごとに課金が発生する「時間単位の課金」が可能なサーバー会社も存在します。

マイクラサーバーはいつでも24時間稼働させて、各プレイヤーが自分の都合でいつでもワールドに来れるというスタイルで遊ぶ人が多いとは思いますが、「週末に半日程度しか集まって遊ばない」といったユーザーであれば時間課金が出来るサーバーの方お得です。

『ConoHa for GAME』、時間制課金
『ConoHa for Game 料金』

例えば上記『ConoHa for Game』では月額課金に加え、時間単位での課金にも対応しており、2GBプランなら1時間3.7円で利用することが出来ます。※2024/02/03時点の情報です。

例えば週末に8時間しか使わない場合、8時間✕4週✕3.7円で120円とかなり安いので、利用スタイルがあえば時間課金が可能なレンタルサーバーに絞って選ぶと良いでしょう。

(なおこの手の課金はサーバー停止だけでは料金が停止しないので、データ保存→サーバー削除が必要なのでその点は注意して下さい。また使う時はサーバー作成→保存データからでOKです)

料金

クレジットカードを持つ手(グリーンバック)

料金は安いほうが嬉しいところですが注意しなくてはならないポイントとして、サーバー会社はユーザーを獲得するためキャンペーン料金や長期利用の料金を提示する傾向がありますので、キャンペーン無しの1ヶ月単位の利用料金で比べることをオススメします。

一番安いように見えて、実は3年間も支払い続ける契約を提示されていたり、キャンペーンが切れると高くなってしまう場合がありますので、その点も考えながらチェックすると良いでしょう。

他にも未成年の方なら、「クレジットカード以外の支払いができるかどうか」などのポイントも気をつけたいところです。

おすすめのレンタルサーバー定番4選

レンタルサーバー会社は沢山ありますが、マイクラユーザーに人気がある定番サーバーは限られています。

そのマイクラ定番サーバーを、実際に契約してプレイした感想を踏まえつつ紹介していきますね。

※料金情報などは2024年4月調べ

Xserver for Game

Xserver for Game、公式サイト■ 処理性能No.1!快適なゲーム環境なら「Xserver for Game」

『Xserver for Game』は、国内シェアNo1のレンタルサーバー会社である『エックスサーバー』からリリースされているサービスです。

『Xserver』といえば「安い!安定して使える!」で評判の定番レンタルサーバーですが、マインクラフトにおいてもその優良評価は変わりません。

簡単にマインクラフトサーバーが作れるのはもちろんのこと、立ち上げたマイクラサーバーの管理を行える「マインクラフトマネージャー」というサービスもついており、PCに不慣れなユーザーにも使いやすいのも嬉しいポイントです。

しかもMODサーバーである「Minecraft Forge」、プラグインサーバーである「Paper」「Sgipot」、MODプラグイン両立の「Mohist」も自動構築に対応しており、MODやプラグインを使って遊びたいユーザーにもマッチします。

『Xserver for Game』、マインクラフトサーバーの作成
契約時に「Minecraft」を選ぶだけで簡単にマルチサーバーを作成!

CPU性能も安定していて値段も安いながら、マイクラ管理ツールも用意されているので最良のマイクラサーバーと言えるでしょう。

Xserver for Game
オススメ度 ★★★★★
月額料金 2Gプラン:1,150円
4Gプラン:2,200円
簡単セットアップ
マイクラ管理ツール
MOD/プラグイン対応 Forge (MOD)
Paper (プラグイン)
Spigot (プラグイン)
Mohist (MOD/プラグイン)
クレジットカード以外の支払い
1時間ごとの支払い

関連 Xserver for Gameで簡単マインクラフトサーバー作成

Xserver VPS for Windows Server

Xserver VPS for Windows

リンク Xserver VPS for Windows Server

『Xserver VPS for Windows Server』はマイクラサーバーの導入は自分でやる必要がありますが、VPS/レンタルサーバーでは珍しく『Windows OS』を搭載していて直感的にマイクラサーバーの導入・管理が出来るレンタルサーバーです。

先ほどの『Xserver for Game』や次に紹介する『ConoHa for GAME』では、管理ツールが用意されていますがマイクラ管理ツールで設定できるのは全体のごく一部の設定であり、サーバーのアイコンを変えたり描画距離を変更したりする等よりカスタマイズしようとすると黒い画面でコマンドでやり取りするコンソール操作を覚えないといけないデメリットがあります。

Linux系OSである『Ubuntu』のOS画面(コンソール)
『Xserver for Game』や『ConoHa for GAME』に搭載されているOS画面

対して『Xserver VPS for Windows Server』では搭載OSに使い慣れたWindowsが搭載されていますから、フォルダ操作とマウス操作により簡単にカスタマイズすることが可能です。

更にWindows OSを動かすためにパワフルなCPUが割り当てられているようで、マイクラサーバーにおいても『Xserver for Game』の倍程度とかなり高い処理能力があり、使いやすく非常にパワフルなレンタルサーバーといえるでしょう。

『Xserver VPS for Windows』でマイクラサーバーを導入しようとしている様子
フォルダ表示、操作感も全く同じなので安心

ここは注意

マイクラサーバーを自動的に作成してくれる機能はありませんので、レンタルサーバー作成後は自分でマイクラサーバーを導入する必要があります

とはいえWindows OSだけあって特に難しいことはありません。導入方法の解説記事もありますので、興味があれば是非チェックしてみて下さい。→「『Xserver VPS for Windows Server』でマイクラサーバー

Xserver VPS for Windows Server
オススメ度 ★★★★☆
月額料金 2Gプラン:2,250円
4Gプラン:4,400円
簡単セットアップ
マイクラ管理ツール
MOD/プラグイン対応 自分でいれる必要アリ
クレジットカード以外の支払い
1時間ごとの支払い

リンク Xserver VPS for Windows Server

ConoHa for GAME

ConoHa for GAME、公式サイト■ ConoHa for GAME

『ConoHa for GAME』は日本最大の総合インターネットグループのひとつである『GMOインターネットグループ』が運営するサービスです。

こちらも『Xserver for Game』と同様、簡単セットアップに加え、マイクラサーバーの管理を行える「マインクラフトマネージャー」も使用することができ、MODサーバーである「Minecraft Forge」とプラグインサーバーである「Paper」「Spigot」も自動構築に対応しています

またレンタルサーバーでは珍しく1時間ごとの支払いに対応しており、短時間だけの利用だと非常に安くなります。手間はかかりますが「週末に少しの時間、友達と時間を待ち合わせて使う」というスタイルなら、かなり安く済ませることが可能です。

『ConoHa for GAME』、時間制課金
1時間ごとの支払いができるのは他のレンタルサーバーに無いメリット
リンク:ConoHa for Game 料金

ここには注意

『ConoHa for GAME』は『Xserver for GAME』と同じくオールラウンドなサーバーですが、サーバー性能が低めで安定しないことに注意が必要です。

同一サーバーで他に収容されたユーザーとの兼ね合いもありますが、基本的には『Xserver for Game』の半分程度の性能であり、『Xserver VPS for Windows Server』と比べると1/4程度とかなり低めです。(関連:『Xserver』と『ConoHa』、マイクラサーバーが快適なのはどっち?

マイクラサーバーの性能を『Xserver VPS for Windows Server』と『Xserver for Game』、『ConoHa for GAME』で比較したグラフ

たまにですが一時的にマイクラサーバーが起動しなかったり処理が遅くなったりすることも度々確認しており、堅牢で安定しているエックスサーバー系と比べると安定性も低い印象を受けます。

とはいえ時間性課金かつ管理ツール・MODプラグイン対応は唯一無二の大手なので、そこに魅力を感じているのならオススメのレンタルサーバーです。

ConoHa for GAME
オススメ度 ★★☆☆☆
月額料金 2Gプラン:1,144円
4Gプラン:2,189円
簡単セットアップ
管理ツール
MOD/プラグイン対応 Forge (MOD)
Paper (プラグイン)
Spigot (プラグイン)
クレジットカード以外の支払い
1時間ごとの支払い

関連 ConoHa for Gameで楽々マインクラフトサーバー作成

さくらのVPS

さくらのVPS■ さくらのVPS

『さくらのVPS』は、古くからレンタルサーバーを提供してきた定番会社の『さくらインターネット』が提供するサービスです。

長年の安心・信頼の実績があるサービスで、最初にマインクラフトの自動構築に対応していたため長らくマイクラユーザーに親しまれているサーバーです。

さくらのVPSの弱点

さくらのVPSでは、残念ながら『Xserver for Game』や『ConoHa for GAME』にあるようなマインクラフト管理ツールがなく、MODやプラグインの簡単導入もありません

当然ながら後発の『Xserver for Game』と『ConoHa for GAME』にシェアを奪われており、現在はマイクラ的には微妙な立ち位置の印象です。

さくらのVPS
オススメ度 ★★☆☆☆
月額料金 2Gプラン:1,738円
4Gプラン:3,520円
(石狩サーバー)
簡単セットアップ
管理ツール
MOD/プラグイン対応
クレジットカード以外の支払い
1時間ごとの支払い

関連 さくらのVPSによるマルチプレイまとめ【導入・MOD等】

おすすめレンタルサーバー/VPS、一括比較表

おすすめ3社を表にまとめたものがこちらです。

項目 Xserver for Game Xserver VPS for Windows Server ConoHa for GAME さくらのVPS
簡単作成
管理ツール
MOD/プラグイン対応 Forge (MOD)
Paper (プラグイン)
Spigot (プラグイン)
Mohist (MOD/プラグイン)
Forge (MOD)
Paper (プラグイン)
Spigot (プラグイン)
クレジットカード以外の支払い
1時間ごとの支払い
最低プラン 1,150円/月
(2GBプラン)
2,250円 1,144円/月
(2GBプラン)
1,738円/月~
(2GBプラン)

※料金は1ヶ月契約で、キャンペーン無しの場合
※最低プランはマイクラが最低限動く2GBメモリプランで、1ヶ月のみ短期契約料金
※2024年4月調べ

結局どのレンタルサーバーがオススメ?

比較表にもありますが、「管理ツール」「簡単MOD導入」「バックアップ」など全ての機能が揃っていながら、値段が最も安いのが『Xserver for Game』です。

『Xserver for Game』は2023年4月28日にリリースされた後発のサービスということもあって、既存レンタルサーバーをかなり上回る形でリリースされています。

また表にはありませんが、実際に両方とも使った身からすると『Xserver for Game』のCPUリソースの割り当てに関しては滅茶苦茶良いです。

『Xserver for Game』の処理性能
リンク:Xserver for Game 性能

『Xserver for Game』は広告で「処理性能No1」をPRしておりますが、私の環境で比較しても『ConoHa for GAME』より50倍~400倍もCPUリソースを貰えています。(CPUリソースはサーバーを共用している他のユーザーとの兼ね合いもありますため、1つの参考までに!)
※2023/05調べ

詳しく 【最定番!】Xserver for Gameで簡単マインクラフトサーバー作成

「機能」「安さ」「貰えるCPUリソース」全てが優れていますので、迷ったら是非『Xserver for Game』を選ぶのがオススメでしょう。

なお本記事で紹介した料金については、1ヶ月契約の割高な料金になっておりますため、長期利用だともっと安くなります。

例えば『Xserver for Game』だと、1ヶ月単契約:1,150円のところが1年契約だと月900円になります。じっくり遊びたい方ならそちらも検討してみて下さい。

■ マルチプレイを簡単にすぐ始められる「Xserver for Game」

シェアしてね!

こちらもオススメ