【マイクラ】プラグインの概要と導入方法【Java版】

PCのJava版における「プラグイン」および「プラグインサーバー」について、概要と導入方法を解説します。

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プラグインとは?

マイクラ プラグイン「Magic」
MPが追加され、魔法が使えるようになるプラグイン「Magic」

「プラグイン」とはマイクラサーバー側で動作する非公式の拡張プログラムのこと。

Java版の拡張要素といえば「MOD」が代表的ですが、MODでマルチプレイをしようとするとサーバー側に加えてクライアント側にもMODの導入が必要です。よってMODサーバーは、遊びにきてもらうプレイヤーにも結構な負担がかかります。

「プラグイン」はサーバーに接続するユーザー側の準備は不要であり、通常のマイクラサーバーのようにアクセスすればそのままプレイ可能です。

要するに「プレイヤー側の事前準備が不要で、サーバーだけで完結するMOD」がプラグインという認識で良いでしょう。

MODサーバーとプラグインサーバーの違い

プラグインが導入されたマイクラサーバーは、通常のマイクラサーバーとは違うという意味で「プラグインサーバー」と区別します。

なおプラグインはMODと同じく、Java版マインクラフトのみで遊ぶことが可能です。

関連 統合版のMOD要素「アドオン」、概要と入れ方

MODと比べて拡張性は劣る

プラグインはサーバー側だけで完結する処理しか行えないため、MODと比べると拡張性は低いです。

既存のmobをペット化したり、死亡時にお墓チェストが出るといった既存のゲーム要素を改造することは可能なのですが、新規「mob」「アイテム」「ブロック」などの新たなリソースが必要になることはプラグインでは苦手です。

複数のMODで遊んでいる様子『Grimoire of Gaia 3』『DrZhark's Mo'Creatures』
グラフィックの追加などはプラグインでは難しい。
MOD「Grimoire of Gaia 3」+「DrZhark’s Mo’Creatures」

逆にMODよりプラグインが得意なのがマルチプレイワールドの管理機能です。

例えば「全員テレポート」「詳細な権限設定」「管理者を透明する」などがありますが、それらはサーバー側限定のプラグインならではの拡張機能と言えるでしょう。

マイクラ プラグイン「SuperVanish >> Be invisible」
透明化プラグインは、悪質なユーザーを見張るのに役立つ
「SuperVanish >> Be invisible」

関連 MODの概要と導入方法【Java版】

導入の流れ

マイクラ プラグインサーバー Paper MC

MODには『Minecraft Forge』『Fabric』といったMOD導入のための「導入API」が存在しますが、これはプラグインでも同様です。

今回導入APIおよびプラグインサーバーは、導入が簡単で安定している『Paper MC』と「Windows OS」の組み合わせで導入していきます。

おおまかな導入の流れはこんな感じです。

  1. サーバープログラムである『Paper MC』を用意
  2. 『Paper MC』の「plugin」フォルダにプラグインを入れる
  3. 『Paper MC』を起動

なおプラグインの導入はマイクラサーバーの作成にあたりますので、一度もマイクラサーバーを作ったことが無い場合は、まずは先に通常のマイクラサーバーを構築して動くことを確認してからがオススメです。
(動かない場合はどこで失敗しているのかが分かりにくいです!)

関連 自宅PCでのマインクラフトサーバーの立て方【Java版】

その他のプラグインサーバー

プラグインサーバーは『Paper MC』の他に、『CraftBukkit』『Spigot』も代表的です。

しかしそれらは別モノではなく『CraftBukkit』の改良派生が『Spigot』、『Spigot』の改良派生が『Paper MC』となっており、それぞれ互換性があります。

CraftBukkitのプラグインはPaper MCでも使うことができますので、安定している改良版の『Paper MC』をチョイスすると良いでしょう。

MODはユーザーが作った有志のプログラムです。自己責任で導入を行って下さい

Paper MCの準備

まずはサーバープログラムである『Paper MC』を用意していきます。

Paper MCの入手

外部 Build explorer | PaperMC【➚】

上記リンクより、『Paper MC』をダウンロードします。

『Paper MC』のダウンロード

今回は「Ver1.20.1」で揃えていきますので、Ver1.20.1の最新版(一番上)をダウンロードして下さい。

フォルダを作成して展開

ダウンロードしたPaper MC

ダウンロードしたjarファイルは実行すると各種サーバープログラムを生成しますが、「バージョンが分かりにくくなる」のと「何がサーバープログラムなのか分かりづらくなる」ため、新規フォルダを作ってそこで展開しましょう。

今回は「Ver1.20.1」であるため、新規フォルダ名は「1_20_1_papermc」としました。

Paper MCが格納されたフォルダ

フォルダに移動させたら、jarファイルをダブルクリックして実行します。
(jarファイルの実行にはJDKが必要ですが、一度でもマイクラサーバーを作ったことがあるならインストール済みのハズ)

Paper MCのサーバープログラムが展開された様子

しばらくすると上記のような感じでサーバープログラムが展開されます。

これで『Paper MC』の準備は整いました。

プラグインの導入

Paper MCのサーバープログラム、pluginフォルダ

生成された「plugin」フォルダにプラグインを入れることで、プラグインを導入することが出来ます。

今回は多くのmobをペット化できる『MyPet』プラグインを入れてみましょう。

入れたいプラグインがあればそちらでも良いのですが、今回「Ver1.20.1」と新しいバージョンで作っているためそのバージョンに対応したプラグインであることは必須条件です。その点には注意して下さい。

多くのmobを手懐けられる「MyPet」
リード攻撃により多くのmobを手懐けられる『MyPet』

『MyPet』プラグインの入手

外部 MyPet – Wiki – MyPet – Wiki【➚】

上記リンクより、『MyPet』をダウンロードしていきましょう。

「MyPet」プラグインのダウンロードその1

上のメニューより「ダウンロード」を選択します。

「MyPet」プラグインのダウンロードその2

最新版を確認すると、対応バージョンに「v1_20_R1」が入っており「Ver1.20.1」に対応していますね。

jarファイル名をクリックするとそのままダウンロードできます。

プラグイン『MyPet』のjarファイル

プラグインファイルへの格納

ダウンロードしたプラグインファイルは、『Paper MC』の「plugin」フォルダに入れれば動作します。導入は簡単ですね。

プラグインフォルダに『MyPet』プラグインを入れている様子

今回は1つのプラグインだけを導入しましたが、競合さえしなければ複数のプラグインを入れることも可能です。

なお何度も言いますが対応バージョンだけには注意して下さい。

プラグインサーバーの起動

「プラグインサーバー」と「プラグイン」が用意できましたので、サーバーを起動します。

EULAへの同意

サーバープログラムはエンドユーザーライセンス(EULA)へ同意しないと動かないようになっています。

MincraftMinecraft エンドユーザー ライセンス契約 (EULA)【➚】

Paper MCのサーバープログラム、eula.txt

サーバープログラムの初回起動時に「eula.txt」が生成されていますが、これがEULAへの同意を表明するファイルになります。

メモ帳などで開き、URLのEULAを確認します。

『Paper MC』のeula.txt false

確認したら「eula=false」となっているところを「eula=true」に変更して保存して下さい。

『Paper MC』のeula.txtをtrueにした様子

この行為で同意表明となり、サーバープログラムが動くようになります。

『Paper MC』の起動

『Paper MC』のサーバープログラム

EULA同意後、『Paper MC』のjarファイルをダブルクリックして下さい。

プラグインサーバー『Paper MC』のコンソール

サーバープログラムが立ち上がり、プラグインサーバーの動作が開始されます。

プラグインサーバーへの接続

先程立ち上げたサーバープログラムはそのまま起動したままにしておいて下さい。プラグインサーバーが動いてないと接続できません。

プラグインの動作確認

導入したプラグインが動作しているか、ローカル接続で確認してみましょう。

ランチャーからマインクラフトを起動しますが、この時用意した『Paper MC』の対応バージョンと同じバージョンで起動する必要があります。

今回は「Ver1.20.1」で作りましたが、現状最新版なのでそのまま起動してOKです。(古くなってたら起動構成を作って下さいね)

マイクラ 起動構成の場所
古いバージョンでプラグインサーバーを作った場合は、起動構成を作成して下さい

関連 旧バージョンでの起動方法【Java版】

タイトル画面にきたら「マルチプレイ」より、「ダイレクト接続」に進んで下さい。

マイクラ、タイトル画面「マルチプレイ」、バージョン1.20.1

マインクラフト マルチプレイ、ダイレクト接続開始

ダイレクト接続画面に入ったらサーバーアドレスに「localhost」と入力して下さい。

マインクラフト マルチプレイ、ダイレクト接続入力

入力後、「サーバーに接続」を押して下さい。プラグインサーバーに接続を開始します。

プラグインが動作しているなら、リードを持った状態でmobの体力を一定に減らすと手懐けることができます。
(面倒なので一旦クリエイティブモードにして入手すると良いです)

マイクラ プラグイン『MyPet』シロクマへのリード攻撃

リードで叩きまくります。

マイクラ プラグイン『MyPet』シロクマの手懐け完了

無事手懐けることができました!

こんな感じでプラグインの導入を行うことができます。

ポート開放・外部からのアクセス

作成したプラグインサーバーをインターネットを介して外部からアクセスしてもらうには「ポート開放」と「IPアドレスの確認」が必要です。

プラグインに興味がある方は既にマイクラサーバーを運用している人が多いと思いますので、本記事では割愛しますがまだの方は以下記事を参考にして友達にアクセスしてもらいましょう。

関連 自宅PCで作成したマイクラサーバーのポート開放方法

1つ注意しなくてはならないポイントとして、マイクラのバージョンは遊びに行く側も揃える必要があることです。

本記事では「Ver1.20.1」で作成を行いましたので、Ver1.20.1のマイクラでプレイする必要があります。これは友達等に周知して下さい。

関連 旧バージョンでの起動方法【Java版】

プラグインの入手/探し方

最後にプラグインを探す際によく使う定番のプラグインサイトを紹介します。

プラグインは非常に様々なものがありますので是非チェックしてみて下さい。

関連 定番おすすめプラグインは?

Bukkit

CraftBukkitのサイト

リンク Bukkit Plugins – Projects – Bukkit【➚】

『Bukkit』は元祖プラグインサーバーである『CraftBukkit』の開発コミュニティサイトです。

『CraftBukkit』自体は2014年に開発が停止されていますが、プラグイン開発のコミュニティサイトとしては今なお活気があり、多くのプラグインを探すことができます。

「ワールド編集系」「面白系」などジャンルから絞り込んで探すことはもちろんのこと、ゲームバージョンで絞り込むことが出来るので簡単に新しいバージョンに対応したプラグインを探せるのは素晴らしいです。

SpigotMC

SpigotMCのサイト

リンク Spigot | SpigotMC – High Performance Minecraft【➚】

『Spigot』は開発が停止した『CraftBukkit』の後継ソフトウェアであり、その開発コミュニティサイトが『SpigotMC』です。

『CraftBukkit』はもう開発を停止していますので、先程紹介した『Bukkit』よりも開発プロジェクトが活発で、最新版対応プラグインが多い傾向があります。

ただ『Bukkit』と比べてバージョン条件で探せないのが使いにくいため、ビギナーにはまず『Bukkit』をチェックしてからこちらを見るのがよいでしょう。

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