Java版マインクラフトの拡張要素である「データパック」について、概要と導入方法、マルチプレイのやり方、またオススメのデータパックを解説します。
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データパックとは
データパックとは、Java版マインクラフトに備わっているカスタマイズ要素の1つです。
データパックはマインクラフトで使える「コマンド」をメインに「アイテム情報」「クラフトレシピ」「構造物データ」「ワールド生成ルール」などを設定でき、それによって作り込まれたデータパックはMODのような改造を行うことができます。
拡張性はMODと比べて落ちますが、何よりもマインクラフトの基本機能で使える拡張要素であるため、導入がとても簡単でセキュリティが高いことがメリットです。
導入は特定のフォルダにデータパックを入れるだけなので超簡単。
マルチプレイでもマイクラサーバー側に導入すれば全員が遊べるようになるので、MODのように各PCで導入してもらう必要はなく簡単に遊べます。
データパックの入れ方
今回はmobの体力が見えるようになる『体力まる見え![Health Viewer](Leaf氏作成)』データパックを、実際に導入しながら解説していきます。
データパックのダウンロード
リンク 体力まる見え![Health Viewer] | クラフターズコロニー -マイクラの配布サイト-【➚】
上記リンクより、下の方にある「ダウンロード」ボタンを押してダウンロードして下さい。
これでデータパックの用意は完了です。
PC側のdatapacksフォルダに格納
ダウンロードしたデータパックは、PCのワールドデータが格納されている「datapacks」フォルダに入れれば動作します。
ワールドデータの格納フォルダを開きましょう。マイクラでシングルプレイのワールド一覧画面を出して下さい。
データパックを入れたいワールドを選択した後、左下にある「編集」ボタンをクリックします。
「ワールドフォルダを開く」をクリックしましょう。ワールドデータが格納されているフォルダが開きます。
ワールドフォルダの中の「datapacks」フォルダに先程ダウンロードした『体力まる見え![Health Viewer]』を移動またはコピーして下さい。(ZIPファイルのままで導入します)
これでデータパックの導入が完了です。
データパックの動作確認
先程導入したワールドに入って、データパックが動作しているか確認してみましょう。
データパックが有効になっているかどうかはコマンドで確認できます。以下のコマンドを入力して下さい。(まぁこのデータパックはmobに近づけば動作してるか分かるのですが・・・)
「vanilla」に加え、データパックのファイルが表示されていれば導入できています。(計2個)
こんな感じでデータパックの導入はとても簡単です。
データパックは、ワールドごとに導入を行います。
新規ワールドを作った場合は引き継がれませんので、必要に応じてdatapacksの内容をコピーしましょう。
データパックとバージョンの互換性
MODであればバージョンは全て揃えないと動きませんが、データパックの場合はバージョンが違ってもマインクラフトの方が新しければ動くことがほとんどです。
逆にマインクラフト側のバージョンが古い場合、例えば「Ver1.20.1」対応のデータパックを「Ver1.13」のマインクラフトで動作させようとすると動かない傾向があるので注意して下さい。
というのもマイクラのバージョンアップでは新たなコマンドや設定がデータパックで使用可能になりますが、古いマイクラバージョンだとそういった新しいコマンドが使用できなくなるからです。(データパックが新しいコマンドを使ってれば動かない)
要するにデータパックを導入する場合は、動作させるマイクラバージョン以下のものを選ぶようにしましょう。
マイクラサーバーでのデータパック導入方法
マイクラサーバーにおいても導入方法は同じで、サーバーのworldフォルダのdatapacksにデータパックを入れるのみです。
レンタルサーバーであればコンソールを使ってダウンロードしたり、SFTPソフトを使ってサーバーのdatapacksフォルダにアップロードしましょう。
関連 【マイクラレンタルサーバー】ソフトを使ったワールドの転送・保存方法
データパック格納後はマイクラサーバーを再起動すれば有効化されます。
先述しましたがサーバーに遊びに行く側はデータパックの導入は不要です。ワールドに繋げばそのままマイクラサーバーにあるデータパックで遊べますよ!
おすすめデータパック
いくつかオススメのデータパックを紹介するので、気に入ったら是非導入してみましょう。
MobTamer
リンク Keeema-1/MobTamer Wiki · GitHub【➚】
Keeema (キーマ)氏作成の『MobTamer (モブテイマー)』は、mobをペット化できるデータパックです。
「金のリンゴ」をドロップして動物・敵にあてるとゲットチャレンジが始まり、1分以内に倒すとペットアイテムがドロップ。それを使用すればテイムしたmobが召喚されます。
ペットは6匹まで同時に連れて歩け、バトルで援護してくれたり騎乗なども可能です。mobによっては攻撃方法が違うので近距離ペットを連れて壁にしたり、遠距離ペットだけにして攻撃を援護させるのも良し。
ペットは敵を倒せばレベルアップが可能になるので、気に入ったmobを強く育てることができるのも嬉しいポイントです。
Terralith
リンク Datapacks — Stardust Labs【➚】
STARDUST LABSによる『Terralith(テラリス)』は、バイオームの種類を大量に増加するデータパックです。
85を超える新しいバイオームを追加し、例えば「火山」「針葉樹の渓谷」「砂漠のオアシス」「山に湧き出る温泉」「幻想的な洞窟」など非常に様々なバイオームが新たに出現するようになります。
多彩なバイオームが追加されるようになるのでサバイバルモードの冒険にはうってつけ。新しいバイオームを見つけるワクワク感は尽きることはないでしょう。
Dungeon Now Loading
リンク Dungeon Now Loading 18.2% – Optimization and Remaster Update 1.19.2 ~ 1.19.4! Minecraft Data Pack【➚】
『Dungeon Now Loading(ダンジョンナウローディング)』はHex -now loading-氏によるダンジョン追加データパックです。
通常のマインクラフトでも、『前哨基地』『古代都市』といったダンジョンがありますが、このデータパックを導入すれば更に15ほどのダンジョンが追加されます。
ダンジョンの奥にはボスがいてしっかり報奨も用意されており、強力な装備品や体力ゲージが増加するアイテムなどを手に入れることができます。
ダンジョン内もかなり作り込まれており、多くのダンジョンは敵が強いのもそうですが明らかにプレイヤーを倒しにかかるための敵配置、そしてトラップなどもあってかなりの難易度。
ダイヤやネザライト装備を揃えて、既存のダンジョンだけでは物足りない冒険者には是非オススメのデータパックです。
TreeCapitator
リンク TreeCapitator Minecraft Data Pack【➚】
『TreeCapitator(ツリーキャピテーター)』は、Hielke氏による木を一括で伐採できるようになるデータパック。
通常のマインクラフトでは木は1ブロックずつ伐採する必要がありますが、このデータパックを入れれば斧により一括で木を伐採でき、同時に葉も瞬時に処理されるようになります。
自然に生成された木のみに作用し、建築で設置した原木は一括破壊の対象とならないのも良い感じです。
データパックの入手/探し方
紹介したもの以外にも、インターネットには非常に多くのデータパックが公開されています。
代表的なデータパック探しに役立つサイトを紹介しますので、もっとデータパックを知りたい方は探してみて下さい。
クラフターズコロニー
データパック | クラフターズコロニー -マイクラの配布サイト-【➚】
「クラフターズコロニー」は、日本語のマイクラ配布サイトです。
マイクラの配布サイトといえば海外サイトが一般的なのですが、英語であるのと変な広告が沢山出るのでダウンロードが分かりにくいのがネック。慣れていないと別の不要なアプリをダウンロードしてしまいがちです。
クラフターズコロニーは日本語でダウンロードも分かりやすいので、まずはこちらから見るのが良いでしょう。
Planet Minecraft
関連 Minecraft Data Packs | Planet Minecraft Community【➚】
『Planet Minecraft』は、海外の大手マインクラフト作品共有サイトです。
英語とはいえやはり海外の規模はデカく、先程紹介した『クリエイターズコロニー』が2023/09/24時点で約100個ほど共有されているのに対し、『Planet Minecraft』はなんと17,294個と膨大の数のデータパックがあります。
以上参考までに。