荒らしから守る!『WorldGuard』の概要と使い方【マイクラサーバー】

Java版マイクラサーバーで定番プラグインの1つである『WorldGuard(ワールドガード)』。

建築物を破壊する系の荒らしプレイヤーに非常に有効なプラグインで、特に公開サーバーには是非とも入れておきたいプラグインです。

そんな『WorldGuard』によるエリア保護方法の手順、各種保護設定などの基本的な使い方を紹介します。

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WorldGuardとは?

WorldGuard

『WorldGuard』とは作った建築物をモンスターや荒らしプレイヤーから保護するサーバープラグインです。

インターネットやSNSにマイクラサーバーを公開すると、家や構造物に火を放ったりクリーパーを誘導して爆発させたり、他の人が作った建築物を破壊して楽しむプレイヤーが少なからずいます。奴らはみんなが寝静まった頃に建築物をめちゃくちゃに壊していきます。

マインクラフト 破壊系荒らしプレイヤー

『WorldGuard』はそういった破壊系の荒らしプレイヤーに非常に有効的なプラグインで、エリアを指定して様々な保護が可能です。

許可された人のみしか建築できない保護エリアを設定したり、「火が燃え広がらない」「モンスターがブロックを壊さない」「TNTの禁止」などの設定がエリアごとにできるので、公開サーバーにおいては定番のプラグインとなっています。

WorldGuardで保護されたエリアにTNT爆弾を誘発

TNT大量爆破でもWorldGuardで保護されたエリアが残った

上記はエリア内爆発無効の例ですが、設定項目は非常に多くメンバー/グループによっても設定を変更可能なので、かなり柔軟に対応することが可能です。

WorldGuardの導入方法

マイクラ プラグインサーバー Paper MC

WorldGuardは、導入APIとして『PaperMC』『Spigot』などのプラグインサーバーが必要です。

またWorldGuardは前提プラグインとして『WorldEdit』を必要とします。なので導入の流れとしては以下の通り。

  1. プラグインサーバー(PaperMC/Spigotなど)を作成する
  2. プラグインサーバーの起動→停止
  3. pluginsフォルダに『WorldEdit』と『WorldGuard』を入れる
  4. 必要に応じて)ワールドデータの移管
  5. プラグインサーバーの起動

プラグインサーバーの基本的な作成方法に関しては、以下記事で詳しく解説していますのでそちらを確認して下さい。

関連 プラグインの概要と導入方法【Java版】

なお開発元によるとSpigotよりもPaperが推奨されていますので、まだプラグインサーバーを持っていない場合は『PaperMC』でプラグインサーバーを作ると良いでしょう。

WorldEditとWorldGuardのダウンロード

リンク – WorldEdit for Bukkit – Bukkit Plugins – Projects – Bukkit【➚】
リンク – WorldGuard – Bukkit Plugins – Projects – Bukkit【➚】

上記リンクよりワールドエディットとワールドガードをダウンロードして下さい。

『WorldGuard』のダウンロード

ダウンロード後は2つのファイルを、サーバーの「plugins」フォルダに入れればOKです。

WordGuadの導入

その後サーバープログラムを起動すれば動作します。必要ならワールドデータをコピーしてデータを移管しましょう。

保護エリアの指定

マイクラ 作成する保護エリア

例として、上の空間で保護エリアを設定してみます。
(オレンジのブロックは分かりやすくなるためのガイドなので、実際には頭の中でイメージしながら作業して下さい)

保護エリアは始点と終点の四角形を指定しますが、座標の指定には何かブロックを選択した状態にする必要があります。

始点は地面でも良いのですが、終点を指定する際ブロックがある必要がありますので、必要に応じて何か積み上げて下さい。今回は反対側に丸石を積み上げました。

マイクラ 積み上げた丸石(領域指定用)

ワンドによる領域指定

エリアを指定するためにはワールドエディットの「範囲設定用ワンド」を使います。OP権限を持ったプレイヤーで以下を入力して下さい。

//wand

マイクラ WorldEditの範囲指定用ワンド

手持ちに斧が入りますが、これが範囲指定のための「ワンド」です。

ワンドを持った状態でエリアの端・左下のブロックを「クリック」しましょう。

マイクラ WorldEditの範囲指定 その1

「開始位置を設定しました」とログが出ます。

次にその対角線上の端、写真でいう丸石の一番上を「クリック」して下さい。(左と右でクリックが違いますので注意)

マイクラ WorldEditの範囲指定 その2

「終了位置を設定しました」とログが出ます。

これで開始と終了位置が結ばれ、以下のような四角の領域が選択された状態になります。

マイクラ WorldEditで選択した領域

コマンドでもエリア指定は可能

今回は分かりやすいのでワンドによる範囲指定を行いましたが、始点と終点の指定はコマンドでも可能です。

コマンド 意味
//pos1 xxx,yyy,zzz 始点の設定をする
//pos2 xxx,yyy,zzz 終点の設定をする

コマンドではわざわざブロックを積み上げたりする必要はないので、慣れたユーザーはこちらを使ってみても良いでしょう。

リージョンの作成

選択した範囲で保護エリアを設定しましょう。これは公式によると「リージョン」と呼ばれるものです。

リージョン作成コマンドは以下の通り。

/rg define 名前

今回は「town」というリージョン名で作成してみます。以下を入力して下さい。

/rg define town

WordGuard 保護エリアの作成

「townという名のリージョンが新しく作成されました」と表示され、リージョンが作成できました。

作成したリージョン内では、登録メンバー以外のプレイヤーが全て操作不可設定になっていますのでブロックを置いたり壊したりということが出来なくなります。
(ただしOP権限を持ったプレイヤーはWorldGuradの影響を受けないので一旦外して確認してみて下さい

WordGuard 保護エリアで建築を行おうとしたら警告が出る

保護エリアでブロックを置いたり、破壊しようとすると上記のように警告が出現します。

作成したリージョンは以下のコマンドで削除・再設定が可能ですので、範囲が気に入らなかった場合や削除する時に活用して下さい。

コマンド 意味
/rg define town townリージョンを作成する
/rg remove town townリージョンを削除する
/rg redefine town townリージョンの範囲を選択範囲で上書きする
/rg list 作成したリージョン一覧を表示する

メンバーの登録

WorldGuard メンバーの登録

初期設定ではリージョンにプレイヤーをメンバーとして登録すれば、リージョン内で建築などが出来るようになります。

作成したリージョンにメンバーを登録するコマンドは以下。

/rg addmember リージョン名 プレイヤー名

例えば作成した「town」リージョンに、「hikicomoron」プレイヤーを登録するコマンドは以下になります。

/rg addmember town hikicomoron

WorldGuard リージョンにメンバーを追加

これで登録されたプレイヤーは、memberグループに登録されリージョン内で建築などあらゆる行為が可能になります。

WorldGuard リージョン内での建築

メンバー登録関連コマンド

登録したメンバーは以下のコマンドで確認、メンバーの削除が行えるので必要に応じて使用して下さい。

コマンド 意味
/rg info town townリージョンの情報を取得する。登録メンバーも確認できる。
/rg addmember town hikicomoron townリージョンに、hikicomoronをメンバーを追加する。
/rg removemember town hikicomoron townリージョンから、hikicomoronをメンバーから削除する。
/rg addowner town hikicomoron townリージョンに、hikicomoronを所有者に追加する。
/rg removeowner town hikicomoron townリージョンから、hikicomoronを所有者から削除する。

(ownersはメンバー互換のグループです。必要に応じて次に説明するグループ設定で使う場合があります)

グループの保護設定

WorldGuard リージョン内でレバーを操作できない

初期設定ではメンバーに登録されれば全ての建築が行なえ、メンバーに登録されていないプレイヤーは入場できるものの一切の操作が禁止される動作になります。

しかしながらメンバーに登録されてないプレイヤーも「レバーやドアの動作」「ベッドで寝る」「トロッコに乗る」などは許可したり、むしろ「TNT」や「火打ち石」だけ禁止してくれればそれで良いといった場合も考えられますね。

逆に登録メンバー以外は侵入すらしてほしくない場合もあります。

そういった場合は作成したリージョンに対して、グループのフラグ設定をすることで可能となります。

設定コマンド

リージョンに登録されていないプレイヤーでも、リージョン内で特定の行動を許可/不許可を設定するには以下のコマンドとなります。

/rg flag リージョン名 -g nonmembers 許可フラグ名 allow/deny

例えば「town」リージョンに対し、「ドア/レバー」「トロッコ」「動物の騎乗」などの”使用”を許可(allow)する場合は、以下を入力します。

/rg flag town -g nonmembers interact allow

WorldGuard リージョン内で非メンバーでもレバーを操作できる

こんな感じでメンバーに登録されていなくても各種操作が行えるようになります。

上記はメンバーに登録されていない「nonmembers」を指定しましたが、これは他にも「all」「members」「nonmembers」「owners」「nonowners」が指定できます。

例えばメンバーに登録している場合でも、リージョン内ではプレイヤー攻撃を禁止(deny)にするといった場合は以下になります。

/rg flag town -g members pvp deny

色々できますので、やりたい事に合わせて設定していくと良いでしょう。

フラグ・設定一覧

先程は「使用」アクションを例に出しましたが、もちろん設定できるフラグは沢山あります。以下の通り。

フラグ名 意味
build 建築、ドア/レバー操作、乗り物、チェストへのアクセスなどの全ての操作
一部のみ制限する場合はこれをallowにして、禁止するものをdenyにすると良い。ただし意図しない操作が出てしまう可能性があるので、可能であれば1個1個フラグを確認するのがベターではある。
interact ブロック、エンティティ、トロッコ、動物の騎乗など使用に関するもの全て。
上の例で使用したフラグです。
block-break ブロックの破壊(マイニング)
block-place ブロックの設置
use ドア/レバーなどの使用
damage-animals 動物への攻撃
chest-access チェストへのアクセス
ride トロッコや動物などへの搭乗
pvp プレイヤーへの攻撃
sleep ベッドによる睡眠
respawn-anchors リスポーンアンカーの使用
tnt tntの爆発とそれによるブロック破壊
vehicle-place ボートやトロッコなどの設置
vehicle-destroy ボートやトロッコなどの破壊
lighter 火打ち石の使用
block-trampling 農地や亀の卵をジャンプによる破壊
frosted-ice-form エンチャント「氷渡り」ブーツの作動
item-frame-rotation 額縁の回転
firework-damage 花火のダメージ
use-anvil 金床の使用
use-dripleaf ドロップリーフの動作
entry プレイヤーがリージョンに入ることができる
exit プレイヤーがリージョンから出られる

なおリージョン内の同じフラグを別グループ(例えばメンバーとオーナー)で異なる値に設定することはできないので注意して下さい。

同じフラグ設定を別グループごとに変えたい場合は、別途リージョンを作成する必要があります。

設定内容の確認と削除

設定したフラグは以下のコマンドで確認できます。

/rg info リージョン名

WorldGuard flagの確認

2行目の「Flags」に、設定されているフラグが横並びで表示されます。上だとtntは禁止で、buildは許可です。

設定したフラグを消去したい時は以下のコマンドを入力します

/rg flags リージョン名

WorldGuard flag一覧の確認

設定されているフラグが白く表示されており、白文字をクリックするとフラグを削除することができます。6ページまでありますので、ページをめくって確認しましょう。

mob・自然現象からの保護設定

WorldGuard クリーパーによる保護エリアの爆破

エリアを許可制にしたとしても「クリーパーの爆発」「火の燃え広がり」などmobや自然現象により、意図せず建築物が壊れてしまう場合があります。

リージョンはmob・自然現象からの破壊も個別で設定可能なので、好みで設定を行いましょう。

設定を行っておけばクリーパーを誘導して爆発させたり、リージョンの外からTNTキャノンをぶっ放してくる系の荒らしにも対応できます。

設定コマンド

コマンド構文は以下の通りです。

/rg flag リージョン名 許可フラグ名 allow/deny

例えば「town」リージョンでクリーパーの爆発を無効にする場合は以下となります。

/rg flag town creeper-explosion deny

上記を設定すると領域内でクリーパーが爆発しても爆発は起こりません。

WorldGuard クリーパーによる爆発開始

WorldGuard クリーパーによる爆発不発

近づいてきて爆発しようとはしますが、爆発せずそのまま消えます。(不自然ではある)

フラグ・設定一覧

設定できる項目は一覧は以下のとおりです。

フラグ名 意味
creeper-explosion クリーパーの爆発
enderdragon-block-damage エンダードラゴンによるブロック破壊
ghast-fireball ガストの火の玉とウィザースケルトンによるダメージ
other-explosion その他の爆発によるブロック破壊
fire-spread 火炎の燃え広がり
enderman-grief エンダーマンによるブロックの持ち去り
snowman-trails スノーゴーレムによる雪の設置
ravager-grief ラヴェジャーによる植物破壊
mob-damage mobによるプレイヤーへの攻撃ダメージ
mob-spawning mobのスポーン(出現)
entity-painting-destroy プレイヤー以外による絵画の破壊
entity-item-frame-destroy プレイヤー以外による散らばったアイテムの破壊
wither-damage ウィザーによるダメージ
lava-fire 溶岩による火災
lightning 落雷
water-flow 水源からの水流の発生
lava-flow 溶岩からの溶岩流の発生
snow-fall 雪による地面への積雪
snow-melt 雪溶け
ice-form 氷ブロックの生成
ice-melt 氷ブロックの融解
frosted-ice-melt 薄氷ブロックの融解
mushroom-growth キノコの発生
leaf-decay 葉の腐敗
grass-growth 草ブロックへの成長
mycelium-spread 菌糸ブロックの広がり
vine-growth 蔦と昆布の成長
rock-growth 石(ドリップストーンなど)の成長
sculk-growth スカルク (スカルクブロックとスカルクヴェイン) の成長
crop-growth 作物の成長
soil-dry 湿った土の乾き
coral-fade 水中にいないことによるサンゴの死亡
deny-spawn スポーンを拒否するmobの指定。
こちらはallow/denyではなく、mob名をカンマ区切りで指定する。
例:/rg flag spawn deny-spawn cow,pig

設定内容の確認と削除

リージョンで設定したフラグ設定は、以下コマンドで確認できます。

/rg flags リージョン名

WorldGuard フラグ設定一覧

設定した値は白文字で表示されますが、白文字をクリックすると設定が解除されます。

なお一覧画面では設定値をクリックすればマウスで許可/非許可を設定できるので、コマンドで入力するよりこっちの方が早いです。

末尾の参考情報

『WorldGuard』の使い方を説明しましたが、これはあくまで基本的な使い方ガイドであり、ワールドガードはもっと多くの設定値や様々な使い方が可能です。例えば以下。

  • リージョンに入った時に流れる挨拶メッセージの設定
  • ワールドの全ての火災を停止したり、全エンティティを抹消する緊急コマンドの使用
  • 火をつけたり特定のアクションを行ったら、サーバーからキックするブラックリスト機能
  • リージョン内では無敵化し、体力・満腹度が回復するヒールエリアの作成
  • リージョン内ではクリエイティブモードで遊べる

興味があれば是非公式のリファレンスを参照してみて下さい。

リンク WorldGuard Documentation【➚】

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