Nintendo Switchで発売されたゲームソフト「スーパーマリオメーカー2」のレビューをします。
コース作りの面白さはそのままに、様々なところが改善、強化されたクリエイト系ゲームの続編です。
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概要
「スーパーマリオメーカー2」は2019年6月に任天堂からNintendo Switchで発売されたゲームソフトです。
WiiUで発売された前作「スーパーマリオメーカー」の続編にあたります。
2Dマリオのコースを自分で作ることができるのが特徴のゲーム。
さらに作ったコースをネット上に公開することで、他の人に遊んでもらうことができます。
逆に他の人が作ったコースを遊ぶことが可能です。
プレイの様子
自分だけのコースが作れる!
様々なパーツを配置して、自分オリジナルのコースを作れること。
敵を配置したり穴を作るなど、様々なギミックを組み合わせて自由に作れます。
また2Dマリオならほとんどの見た目に変更することも可能です。
レトロな「マリオブラザーズ」から最新の「3Dワールド」スキンなど、全5種類の中から選択できます。
自身が作ったコースを投稿する
自身が作ったコースはオンライン上にアップロードし、他の方に遊んでもらうことができます。
投稿されたコースには「いいね!」を付けたりコメント投稿することが可能です。
そのほか、そのコースのクリア率やプレイヤーが死んだ場所なども保存されます。
他の人が作ったコースを遊べる
他の人が投稿したコースも遊ぶことができます。
世界中から検索して、自分の好みのコースを探すことが可能です。
「スタンダード」や「なぞとき」など様々なタグ、難易度などの条件を絞って検索することができます。
多くのパーツやギミック
本作ではかなり多くのパーツやギミックを使うことができます。
クリボーやノコノコといったマリオの代表的な敵はもちろんのこと、ワンワンやジュゲムなどのマリオでお馴染みの敵はかなりの数が登場。
また強制スクロールやPスイッチやトランポリンといったギミックも多いので、挙げていくと本当にキリがありません。
新規に追加された要素
100コース以上のボリュームがあるストーリーモード
一人用のモードとして「ストーリーモード」が登場。
こちらのモードでは任天堂公式が用意した全100以上のコースがあります。
難しいコースもありますが、おたすけ要素が充実してるので初心者でも安心です。
コース作りのお手本となるようなコースが印象的でした!
みんなで対戦や協力プレイで遊べる!
オンラインに接続して他のプレイヤーと一緒に遊べる「みんなで対戦」と「みんなでクリア」の2つのモードがあります。
みんなで対戦では、他のプレイヤーより早くゴールを競うモード。最初にゴールするとポイントが貯まりランクが上昇していきます。
みんなでクリアでは、他のプレイヤーと協力してゴールを目指すモード。プレイヤーのうちの誰かがゴールに到達するとクリアです。
新しいパーツやギミック
今作で用意されたギミックはほとんどそのままに、さらに多くのパーツが追加されました。
スキンでは風が吹き荒れる「砂漠コース」一面真っ白の「雪原」、「地上+水中コース」など。
ギミックでは、滑って敵を倒せる「坂」や、中ボスの「ブンブン」みんな大好き「太陽」などが追加されました。
良かったところ
この作品の肝となる、コース作りの楽しさと遊んでもらう面白さは、前作同様にこのゲームならではの最高の体験でした。
それらの内容については前作の記事でほとんど語ってしまったのでそちらをどうぞ。
この記事では、今作で新たに感じたことを中心に解説していきます。
対戦、協力モードがかなり面白い!
今作で追加されたオンラインで遊べる「みんなでバトル」と「みんなでクリア」のモード。
プレイする前は正直なところあまり期待はしていなかったのですが、実際にやってみるとかなり面白かったです!
みんなでバトルは、ランダムで登場するコースのゴールへたどり着く順番を競うモード。
相手を妨害して勝ち上がったり、コース内の運要素で左右されたり、あるいはシンプルにアクションゲームの腕で勝ち上がるなど。
純粋なアクションゲームながらも、ちゃんとした駆け引きが生まれていたので対戦モノとして非常に白熱するものでした。
続いてみんなでクリアのモード。こちらは全員で協力してゴールを目指すものです。
あれだけギスギスしていたみんなでバトルとは違い、お互いの譲り合いが見て取れる平和的でほっこりするものでした。
中でもみんなの協力がうまく噛み合ったときの一体感が良かったです。
知らない人と一緒に組むとはいえ、協力して高難易度のコースをクリアしたときの達成感はかなりのものだったと思います。
どちらのモードも1回あたりのプレイ時間は短いので、つい何度もプレイをしてしまう魔力がありましたね…。
ただ回線のラグやマルチプレイに向かないコースの選出など、いくつかの不満点はありました。
進化したコース作り
今作では前作から進化を遂げ、本当に自分の思いのままのコースが作れるようになりました。
中でもポイントとなるのはパーツ数やギミック数の増加。
前作でも多くのパーツ数があるものの、一部の欲しいギミックが実装されていないことがありました。
ですが今作では、欲しかったあのギミックが全部実装されてる!!!ぐらいの充実っぷりだったので、期待通りどころか大幅に期待を上回ったのです。
マリオで思い付くギミックやパーツを全部詰め込みました!ぐらいに充実しているので、コース作りに関しては完璧と言っても良いほどでした。
子どもたちに大ウケ!
このゲームはびっくりするほど子どもたちにウケてました!
偶然、小学生の兄妹にこのゲームで遊ぶ機会があったのですが、他のゲームと比べても圧倒的に食いつきが良かったです。
(マリオのキャラクターとしての魅力なのか、YouTubeやCMで見かけたせいかどうかはわかりませんが。)
その食いつきっぷりといえば、あまりにも熱中しすぎて兄妹でコントローラーを奪い合うほど。
またコースを遊ぶことも楽しそうでしたが、やっぱりコース作りの方が喜んでたように思います。
やっぱり子供は何かを作ることが大好きなんだなと感じた瞬間でしたね。
ここはイマイチ
作ったコースが遊ばれにくい
この作品の大きな魅力として、自身が投稿したコースを遊んでもらえることがあります。
ですが、前作同様にあまり他の方が遊んでくれないように感じました。
場合によっては投稿しただけの状態のとき、1ヶ月でたった10人ほどしか遊んでもらえない上に、その10人も最後まで遊んでくれたのは1人や2人なんてことになりがちです。
結局のところ、自分のコースを遊んでもらうためには何かしらの宣伝が必要でした。
掲示板に投稿したり、配信してる方に遊んでもらったり、SNSで発信するなど。
こういったゲーム外での宣伝をしないと遊ばれにくい状態を今作も引き継いでるのは非常に残念でした。
総評、終わりに
自分だけのマリオのコースを作ることができる作品。
パーツやギミック数の大幅強化、検索機能の改善など、前作の反省を活かしてしっかり進化しています。
さらに新規に追加された「みんなでバトル」と「みんなでクリア」のマルチプレイも予想以上に面白く夢中になるほど。
ですが前作の課題であった投稿したコースが遊ばれにくい状態がそのままだったのが残念です。
総じて完璧とまでは言えませんが、前作から正当に進化したクリエイト系ゲームの決定版と言える素晴らしい作品でした。
もし購入を検討されてるならNintendo Switch Onlineの加入をオススメします:【マリオメーカー2】オンラインって必要?オフラインとの違いについて