2018年6月、E3で発表された動画はファン待望の「アーマード・コア」か!?と震わせるものの、登場したタイトルはACではなく「デモンエクスマキナ」。
別タイトルとはいえACとの共通点も多く、ファンにとっては気になる本作!
そこで現段階での「デモンエクスマキナ」の特徴をACと比較しながらまとめてみました。
デモンエクスマキナの概要
DAEMON X MACHINA (デモンエクスマキナ)とは2018年6月に行われた海外のゲームイベントE3で発表された、Nintendo Switchで2019年発売予定のロボットアクションゲームです。
スタッフは「アーマード・コア」シリーズでもタッグを組んでいたプロデューサー「佃健一郎」さんとメカデザイナー「河森正治」さんである事に加え、プレイ動画もさながら「アーマード・コア」といった感じで話題になりました。
ストーリー
現在ある情報からまとめたものです。
月が崩壊しその半分が地上に降り注いだ。
後に「目覚めの日」と呼ばれるその事件は、厄災だけではなく月の破片の一部である「フェムト」と呼ばれる粒子物質によって、人類に新たな可能性をもたらすものであった。
月の落下した地点付近は暴走したAI「イモータル」が跋扈する危険地帯となっており、やがて「オーヴァル」と呼ばれるようになる。
いずれ「フェムト」を巡り「オーヴァル」を舞台に企業同士で資源を奪い合う戦争が行われるようになる。
プレイヤーは「フェムト」により超能力を獲得した人類「アウター」として、戦闘用外部装甲「アーセナル」乗り込む傭兵となって戦場を駆け抜けることになる。
血通う鋼鉄に宿るは、神か悪魔か。
ACと似てるけどどうなの?
「AC」シリーズはほぼ全作プレイしましたが、映像を見る限り「AC」と「デモンエクスマキナ」は「別物を目指してるのではないか」と思います。
その特徴の違いをいくつか紹介します。
コミック調のグラフィック
「AC」ではリアル寄りなフォトリアルなグラフィックなのに対し、「デモンエクスマキナ」ではコミック調のグラフィックになってます。
ロボットだけを見比べるとそれほど違いを感じませんが、爆風やミサイルのエフェクト周りは大きく差が出てます。
パイロットが描かれる
「AC」ではパイロットのビジュアルが描かれることはありませんでしたが、「デモンエクスマキナ」では自分で作成したキャラクターを操作することになります。
キャラメイクは性別はもちろん髪、髭、目、眉など現時点でも細やかな設定ができそうな感じです。
キャラクターデザインは「ファイアーエムブレム」シリーズでおなじみのコザキユースケさん。
操作感
ブーストダッシュを駆使しながらピョンピョン飛び跳ねる「AC」とは違い、「デモンエクスマキナ」では空中と地上の操作方法は違っています。
佃さんによると操作方法は、直感的で簡単になっているらしく楽な操作ながらも複雑なアクションにも対応してるとのことです。
地上ではACシリーズと似たような感じで歩行とブーストダッシュができ、「ACV」みたいにブーストのオン/オフを切り替えるような仕様だと思います。
空中ではACシリーズとは違ってブーストを吹かしてる間は上昇するわけではなく、自分で上昇下降含む移動を操作するように見えます。
それに加え、横に回転しながら高速移動で回避行動が取れるといった感じでしょうか。
(一見ACⅴ系の操作に似てますが空中で自由に上昇できる分違ったものになるのではないかと思います。)
作品の特徴
現在判明している発売前情報をまとめたモノです。
開発進捗20%との事なので大きく仕様が変わる可能性があります。
パーツを組み替えることができる
頭部、両腕(左右別扱い)、胴体、脚部の5箇所のパーツと武装を組み合わせて自分の機体を作ります。
武装は両腕両肩にそれぞれ1つずつの4つと現時点では不明な武装を1つ合わせて計5個のようです。
ただしペイントは自由に設定できるわけではなく、マップにあるアイテムを拾わないと開放されないようです。(みたいな言い方をしてました。)
出撃までの流れ
ACシリーズと似たような流れでした。
拠点にあるコンピュータからミッションを受諾してブリーフィングを聞いて出撃する。
拠点で機体のカスタマイズなどを行い出撃するような、ミッションクリア型のゲームデザインといった感じでしょうか。
マップを探索する
マップにパーツや武装が隠されていて、探索する楽しみがあるようになってるとの事。
戦闘終了後にもある程度動き回れるようなので、焦ってパーツ回収することもなさそうです。
さらに機体から降りて行動することも可能らしく、そちらについては追加情報が待たれます。
(ちなみに初代ACにも機体から降りる探索パートの案があったそうな。)
武器はそこら中に転がってる!
弾切れになっても倒した敵から弾薬を回収して補充することができます。
それだけでなく武装やアーマーを落とす場合があるとのこと。
他にも近くにある車をぶん投げて攻撃したり、街灯を引き抜いて武器にするといった泥臭い戦い方も可能のようです。
音楽
バンダイナムコスタジオの中鶴潤一さん、濱本理央さんに依頼してメタル調な仕上がりのようです。
レーザーブレードを使うとギターの音がなったり、銃を撃つとドラムを叩いた音がなったりと、効果音もメタルに合わせたモノとなってるとのことです。
マルチプレイ
マルチプレイプレイによる協力プレイが可能です。
一人でもNPCと出撃することができるものの、マルチプレイ前提のゲームデザインとのこと。
しかしソロでもしっかり遊べるような作りを目指すようです。
おわりに
TPSでのバックビューで地面を滑走するイカした河森メカ。
自由にカスタマイズしたマシンで出撃するというACで感じた男のロマンをこの作品はしっかり引き継ごうという気概を感じます。
ACと似てると言われながらもこの作品が作ろうとするのはACではなく、カートゥーン調のグラフィックやパイロットの描写に操作など、別の作品を目指してるようでした。
とはいえ個人的に最も熱くさせる、機体を自由にカスタマイズできる本格ロボットアクションということに関しては間違いないので、ロボットファンとしては期待せずにはいられません!
まだまだ開発進捗20%程度との事なので今後の動向に注目していきたいところです。
- DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)│公式Webサイト
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