PC、PS3、XBOX360で発売中のSaints Row The Thirdのレビューです。
まさかのSwitch移植が発表されましたが、今回はPS3版のレビューとなります。
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概要
「Saints Row The Third」(セインツロウ ザ・サード)は2011年11月にアメリカのゲーム会社THQによって発売されたTPS型のオープンワールドアクションゲーム。
前作「Saints Row 2」の続編にあたる作品です。
プレイヤーはギャングのボスとなって敵対するギャング共をぶちのめすといった、単純明快で痛快なストーリー!
雰囲気はバカゲーの方向に突き抜けており、過激にあるいはちょっとおバカに「スティールポート」の街を暴れまわれるのが特徴です。
プレイの様子
オープンワールドのクライムアクション
GTAなどでおなじみのTPS型のオープンワールドをベースとした「クライムアクション」です。
クライムアクションとは喧嘩や強盗など犯罪行為が可能であったり、それが目的であるゲームを指します。
当然罪を犯すと警察がわらわら湧いてきます。
(主人公はギャングだから当然反社会的な内容なので良い子はプレイしてはいけないゾ。)
広大なマップを暴れまわれ!
舞台となる「スティールポート」では高層ビルが並ぶ都会であったり、住宅街や工場地帯など都市部が中心となってます。
なので山や森など自然を期待してる人にとっては物足りないかも。
バリエーション豊かなサブミッション
メインストーリーの他にサブミッションも充実してます。
破壊の限りを尽くして一定以上の損害金を目指す「メイヘム」や、バラエティー番組チックに進行される「天才ゲンキ博士の超絶有頂天倫理委員会」など様々。
中でも自ら走行中の車に突っ込んで賠償金を請求する「保険金詐欺」は、最高にアホらしくてこのゲームならではと思います。
様々なショップ
ガンショップで武器を購入や改良をして戦いを優位に進めたり、服屋でオシャレしたり、車をカスタマイズしたりと様々です。
経験値とお金を貯めてキャラクターを強化
経験値を貯めてランクが上がるとお金を消費することによって、プレイヤーキャラにあらゆるスキルを付けて強化していけます。
「銃弾ダメージ軽減」や「爆発ダメージ軽減」など生存率を大きく上げるモノだったり、「接触した人間からスリをするスキル」など様々です。
ガンアクションが苦手な人でもスキルをつければOK。
むしろ強化しすぎると銃弾も効かず爆発すらもろともしない無敵超人が完成するので、緊張感のないプレイになってしまうくらいです。
(むしろバカゲーだしこれで良いのかも?)
豊富でクレイジーな乗り物
セダンやスポーツカーからSUVなど一般的な車からバイクはもちろん、見るからにフザけた車や近未来的なマシンまでバラエティー豊かです。
オンラインで協力プレイが可能
メインストーリーはオンラインで2人同時協力プレイすることも可能です。
ただし僕はぼっちプレイしかしなかったのでよくわかりません。
良かったところ
キャラメイクと着せ替え
洋ゲー ✕ キャラメイク = ゴリラ(または謎のクリーチャー)
頭の中でそんな図式を持ってる人も少なくないと思いますが、このセインツロウはひと味違います。
あまりぶっ飛んだ調整さえしなければバッチリイケメン美女が生まれます。
もしキャラメイクに失敗しても整形外科に行けばいつでもキャラメイクしなおせるところも良心的。
キャラメイクは目、鼻、輪郭、髪型など基本的な顔のパーツを細やかに設定できる上に、体格やアピール(意味深)までかなり自由です。
(アピールを上げれば何がとは言わないがたゆんたゆんに!)
唯一残念なところを挙げるなら身長だけが変更できない点でしょうか。
服やアクセサリーは、購入時に色を指定することができるので自分の好みに合わせられるのが素晴らしい!
服装もかなりフザけた方向に偏ってますがかなりのバリエーションがあるので、着せ替えするだけでも結構な時間が過ぎてた…なんて事もありました。
お金と経験値を貯めるのが楽しい!
このゲームにはランクがあり、リスペクト(経験値)を貯めることによってランクが上昇します。
ランクが上がればお金を使ってプレイヤーにスキルが追加することができたり武器を強化したりなど強化の幅が増えていきます。
リスペクトやお金はミッション以外にも様々な獲得方法があり、逆走だったり車と車の間をすり抜けていくといった、クレイジーな行動を取ると貯まりやすいです。
そういった要素のおかげで、街を探索する面白さが増してるように感じました。
メインストーリーもしっかりプレイヤーと武器を強化していかないと厳しめのバランスだったりするので、程良くリスペクトやお金稼ぎを楽しめたと思います。
ちなみに街をうろついてると稀に、莫大な金額を落とす「ゲンキ博士」が登場するのでそいつさえ○してしまえばしばらくお金には不自由しません。
ただしゲンキ博士はめちゃくちゃ強い!
ここはイマイチ
ボリュームの水増し感
このゲームにはかなりバリエーション豊富なサブミッションがあります。
特定の人物を暗殺する「ヒットマン」や、仲間を敵ギャングから護衛しながら取引を手助けして回る「デリバリー」などこの手のゲームではよくある定番ミッションはもちろん揃ってます。
それだけでなく自ら車に突っ込んで跳ねられることによってお金を稼ぐ「保険金詐欺」や、トラを助手席に置いて機嫌を取りながらドライブする「タイガーエスコート」、全裸で街を爆走する「ストリーキング」など、このゲームならではのサブミッションも豊富なのが魅力的ではあります。
しかし実際のところ同じような内容を繰り返す単調な作業が多いので、正直ダレてきます。
もちろんサブミッションなので必ずやる必要はないですが、「まだまだこんなにやれることがある!」なんて思ってると同じ作業の繰り返しで飽きてきます。
総評、終わりに
GTAシリーズのようなTPS型のオープンワールドアクション。
マップの広さや作り込みやグラフィックの質などはGTAシリーズには劣ってしまいますが、決して悪い出来ではないです。
バカゲーとして突き抜けており爽快感を重視した操作性や、フザけた世界観は実にクレイジーで面白い!
またキャラメイクはクオリティが高く、自分の思うようにイケメン美女を作って豊富な衣服で思うようなキャラを作れるのもポイント。
このゲームならではのおバカで光るモノはたくさんあるので、後年遊んでも楽しめるタイプのゲームだと思います。