ログ・ホライズン キービジュアル

ログ・ホライズン ロゴ
TVアニメ「ログ・ホライズン」(第1期、第2期含む)の感想と作品の紹介をしていきます。

作品の概要

ログ・ホライズン キービジュアル

ある日突然、老舗オンラインゲーム<エルダー・テイル>に日本人ユーザー3万人が閉じ込められてしまった。ゲーム歴8年の大学院生・シロエも異世界に取り残されてしまう。
モンスターとの戦闘、死ぬことのない境遇。何が起きたのかわからず不安に駆られたプレーヤーが街にあふれ、ヤマト地区最大の都市<アキバ>は秩序を失う。
一匹狼を自負していたシロエは、旧友・直継、美少女アサシン・アカツキたちとギルド<ログ・ホライズン>を設立。
他人と接することが苦手で内気な青年が仲間とともに廃墟アキバから世界を変えようと立ち上がる。

ゲームの中に閉じ込められたプレイヤーたちの物語ではありますが、どちらかというと異世界転生に近い内容だと思います。

プレイヤーはそれぞれLvMAXのキャラクターで暴れまわれることに喜んだり、新しい冒険に胸を膨らませたり、現実世界に帰りたいと様々。

(個人的には世界の隅々まで冒険したいですね!)

しかしそんな事を考えていたのもつかの間、元々レベルの低かったりギルドに所属してない人は、法も秩序も存在しない世界で生き抜くには非常に厳しいものでした。

主人公の腹黒メガネ「シロエ」はそういった街の雰囲気を見かね、人の善意を信じてこの世界を変えようと立ち上がることになります。

原作は「小説家になろう」(2018年6月現在連載中)で後に書籍としてエンターブレインから小説が刊行されてます。


第一期:25話
第二期:25話
全50話
ジャンル:冒険 異世界 ラノベ原作

スタッフ
原作:橙乃ままれ、桝田省治(ストーリー監修)
監督:石平信司
シリーズディレクター:和田純一(第1シリーズ)、渡部穏寛(第2シリーズ)
シリーズ構成:根元歳三
脚本:根元歳三、入江信吾、大西信介、伊藤美智子
キャラクターデザイン:ハラカズヒロ(原案)、いとうまりこ(第1シリーズ)、熊谷哲矢(第2シリーズ)
音楽:高梨康治
アニメーション制作:サテライト(第1シリーズ)、スタジオディーン(第2シリーズ)
キャスト
シロエ:寺島拓篤
直継(なおつぐ):前野智昭
アカツキ:加藤英美里
にゃん太:中田譲治
ミノリ:田村奈央
トウヤ:山下大輝
五十鈴(いすず):松井恵理子
ルンデルハウス=コード:柿原徹也
てとら:藤井ゆきよ

マリエール:原由実
ヘンリエッタ:高垣彩陽
セララ:久野美咲
カナミ:井上麻里奈
ソウジロウ:下野紘
クラスティ:櫻井孝宏
ミチタカ:後藤ヒロキ
カラシン:岡本信彦
アイザック:日野聡
アインス:西田雅一
ウィリアム=マサチューセッツ:中村悠一
ロデリック:てらそままさき
ウッドストック=W:白熊寛嗣
茜屋=一文字の介:チョー
レイネシア:伊勢茉莉也

個人的な感想

ログ・ホライズン 群雄

派手な戦闘よりキャラクターの心情描写や頭脳戦が光る作品だと感じました。

心理描写も頭脳戦もどちらも丁寧でわかりやすく描かれてるので、子供でも十分理解できる内容になってるんじゃないかなと思います。

また登場人物が多く群像劇のような側面もあります。

序盤の盛り上がりには欠ける

オンラインゲームの中に閉じ込められるという同様のストーリーである「ソードアート・オンライン」(以下SAO)と比べていました。

最初はあちらのように1話から作品に引き込まれるような派手な作品の作りではなく、地味な作りだったのであまり楽しめてなかったのが正直なところです。

しかしそれは主人公シロエが立ち上がるまでの大きな布石。

過剰とも思える世界観の説明に、何気ない日常のやりとりなど、退屈とすら感じていた描写が全て伏線であり、それが行動として成されるとき大きなカタルシスを感じその世界に引き込まれていきました。

序盤の盛り上がりこそ弱いですが伏線回収をしはじめる中盤からの盛り上がりは最高です。

派手さよりも地味さが光るストーリー

そもそも主人公がエンチャンターというサポート職なので地味さしかない!

残念ながら派手な剣技や魔法で敵をバッタバッタなぎ倒していくような描写はまるでないです。

しかし地味ながらもキャラクターの心理描写はとても丁寧で、多くのキャラクターが活躍する今作でも登場人物の心情はわかりやすく頭にすっと入ってくると思います。

裏方の苦悩や仲間との絆、あるいはちょっとした恋愛要素など派手さはないものの地味ながらもしっかりしたドラマが魅力だと感じました。

勇者となって俺TUEEEEとやるのではなくあくまでもプレイヤーの範疇としてどういった行動を取るか、そこを考えさせられるのがこの作品の面白いところだと思います。

設定が深い異世界ファンタジー

ログ・ホライズン ギルド

まるで異世界の設定から新たにプレイヤーたちが築いた街の成り立ちなど設定が非常に作り込まれてると感じました。

主人公たちが閉じ込められたオンラインゲーム「エルダーテイル」は、職業はもちろんこと、習得できるスキル振りや職業としての強さ、NPCの設定などがきっちりと設定されており、そのまま1つのオンラインゲームとして出来そうなレベルなのです。

世界観のほかにも、普段の何気ないやり取りに伏線が隠されてたりするので油断なりません。

またギルドの思惑元々の住人である大地人(NPC)の陰謀がしっかりストーリに絡んできて作品に深みを増してます。

こんな人におすすめ

異世界ファンタジーが好き

ログ・ホライズン 転移

なんだかんだでゲームのような世界とはいえしっかり王道な感じの冒険に出かけます。

美しいお城とか前人未到のダンジョンなどファンタジーのツボは抑えてるのでファンタジーな世界観が好きな人にもおすすめできます。

またゲームの世界ではあり得なかったイレギュラーな要素にも巻き込まれるといった緊張感のある予想外の冒険になることも…。

MMO経験者

MMO(いわゆるネトゲ)の経験者だと共感できるような要素がいろいろあるんじゃないかなと思います。

ログ・ホライズン MMO

ゲームのような世界だけあってPKがいたり、ギルド同士の確執や仲間意識がなかなか生々しい感じがありました。

その他シロエのギルドに対する苦手意識やレイドダンジョンなど経験者なら思わず「あー自分もこんなんだったわー」とニヤリとできることがあるかもしれません。

おわりに

ログ・ホライズン ロゴ

ゲームの世界に閉じ込められるというテーマである以上やはり「SAO」と比べられる方が多いのではないでしょうか。

しかし「SAO」が演出や派手さに長けたエンターテイメントなら、「ログ・ホライズン」丁寧な描写や設定が作り込まれたストーリー重視の作品として十分差別化できているのでどちらも違ったものとして良い作品だと思います。

最初は少し退屈かもしれませんが物語の起点となる6話まで是非見てもらいたいです。

そこからようやくシロエの本気が見られるので一気に物語に引き込まれていくのではないでしょうか。

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