
TVアニメ「となりの吸血鬼さん」の感想と作品の紹介をしていきます。(ネタバレなし)
日常と非日常を上手く融合した日常系作品でした。
作品の概要
人間の少女・天野灯はひょんなことからソフィー・トワイライトという
吸血鬼の女の子に助けられ、一目でソフィーを気に入ってしまう。
灯は彼女の家に押し掛け、半ば強引に同居を始めることになる。
ソフィーは吸血鬼だが、人間を襲うようなことはなく、
通販で血液や趣味のアニメグッズを購入している現代的で庶民的な生活をしていた。
イマドキ吸血鬼さんとの同居コメディ!
普通の人間「灯」(あかり)と吸血鬼である「ソフィー」がとあるきっかけで出会い、そして同居します。
この作品はそんな2人の日常を描く日常系アニメです。
原作はコミックキューンで連載中の漫画となってます。
全12話
主な属性:日常、百合、ゆるいギャグ
監督:秋田谷典昭
シリーズ構成:髙橋龍也
脚本:髙橋龍也
キャラクターデザイン:酒井孝裕
音楽:藤澤慶昌
アニメーション制作:Studio五組、AXsiZ
天野 灯(あまの あかり):篠原侑
夏木 ひなた(なつき ひなた):Lynn
エリー:和氣あず未
倉井 朔夜(くらい さくや):日高里菜
青木 夕(あおき ゆう):内田彩
個人的な感想
放送前はノーチェックでしたが、いつも通りカワイイキャラデザにホイホイ釣られて見始めたヤツです。
制作がStudio五組、主人公がおっとりでおかっぱ時々暴走愛が重い…。ウッ頭が→【きんモザ感想】
これぞ日常系といった感じ
結論から言ってしまうとキャラデザに期待した通りの良い日常系作品でした!
可愛くてゆるくて時々クスッと笑える。
まさに王道の日常系であり、現代人にとって必要な栄養分である日常系要素をみるみる蓄えられていったのを実感しましたね。
前のクールは日常成分が足りなくて悶てたけど、18年秋はこの「となりの吸血鬼さん」に【アニマエール】、【ウチのメイドがウザすぎる!】と日常系が豊作で良かった…。
日常×非日常をゆる~く
この作品の特徴といえばやはり非日常な要素でしょうか。
なんといっても主人公の「ソフィー」が吸血鬼といった完全にファンタジーな存在。
もちろん吸血鬼という異質な存在は作品中の展開にも大きく影響します。
例えば基本的に夜行性だし、日に当たると体が灰になる。
食事も人間が食べるものを受け付けず、人間の血を摂取して生活するなど。
そういった吸血鬼あるあるネタをギャグとしてうまく作品に落とし込んでいます。
抱腹絶倒とはいきませんが日常系のスパイスとしてクスッと笑えるのがとても良かったですね!
また吸血鬼の寿命は長いので人間とは大きなズレがあります。
灯の一生はソフィーにとっての一瞬だけどお互い歩み寄って生きていく。
深く考えると尊くてちょっと切ないと思うものの、日常系なのでそこまで深く触れるのは野暮ってヤツかもしれません。
(冷静に考えると日常サイドもとい灯ちゃんは、非日常レベルにぶっ飛んでるところもあるけど気にしてはいけない。)
百合力はやや強め!
この手の作品の中ではなかなか百合力の高い作品だと思います!
ポイントは描写が強烈な百合ではなく、友達同士でわちゃわちゃやるといった感じでしょうか。
作品のゆるい雰囲気やギャグのテンポを邪魔すること無くさらっと入れてくるので作品全体に安定感がありました。
百合っぽくなるのもそもそも人間(?)関係的に「ひなた」→「灯」→「ソフィー」と好意が向いているせいで何も起きないはずがなく…。

おわりに
人間と吸血鬼の同棲(?)生活を描いた日常系作品。
日常と非日常要素があるので日常系アニメとしてどうなるんだと不安がありました。
ですが非日常ネタをうまくギャグに落とし込んで、日常系ながらもクスッと笑えるような作品に仕上がってます。
あとはなかなか百合百合しいのもポイントですね!
いわゆるクドい百合ではなくあっさりとした描写なので、ゆる~い雰囲気を壊さないところも良かったです。
ゆるい雰囲気と吸血鬼あるあるギャグそして百合と、日常系作品として安定感のある出来に仕上がってるので、癒やしや日常系に飢えてる方にオススメですよ!