
TVアニメ「はるかなレシーブ」の感想と作品の紹介をしていきます。(ネタバレなし)
見どころやおすすめポイントなど紹介。
作品の概要
海、水着、ビーチバレー!! 高い身長がコンプレックスのはるか。 身長が伸び悩みビーチバレーを諦めたかなた。 高×低、素人×経験者、前向き×引っ込み思案…… 沖縄の地でビーチバレーのペアを組むことになった、 凸凹な二人の少女が呼吸を合わせ砂浜を翔ぶ――!!
東京から沖縄へ引っ越してきた「遥」(はるか)が「かなた」と出会い、ペアとなってビーチバレーに挑むスポーツアニメ。
「まんがタイムきららフォワード」にて連載中の漫画が原作となります。
全12話
ジャンル:スポーツ
監督:窪岡俊之
シリーズ構成:待田堂子
脚本:待田堂子
キャラクターデザイン:小田武士
音楽:ラスマス・フェイバー
アニメーション制作:C2C
比嘉 かなた(ひが かなた):宮下早紀
トーマス・紅愛(クレア):種﨑敦美
トーマス・恵美理(エミリ):末柄里恵
大城 あかり(おおしろ あかり):木村千咲
遠井 成美(とおい なるみ)島袋美由利
立花 彩紗(たちばな あやさ):伊藤かな恵
個人的な感想
可愛いだけじゃない真面目なビーチバレー
「まんがタイムきらら」と言えば、やっぱり可愛い女の子たちのキャッキャウフフな日常系といったイメージがあります。
ビーチバレーを題材にゆるーくやっていくのかなと思いきや、ほとんどそんな事はありません。
その中身はスポ根と言っても過言ではないぐらいのスポーツアニメでした。
それぞれのビーチバレーへの姿勢や、各々のペアが相方への信頼を深めていくシーン。
そしてなんといっても熱いのが試合内容。
CMで散々ネタバレされながらも(ここ重要)、ついつい魅入ってしまうぐらいに熱い展開でした。
特に最後の試合はお互いリードを譲らないようなシーソーゲームで、こちらにも1点1点に重みが伝わってくるほど。
事前に思っていた中身とは違っていたものの、スポーツアニメとして良く出来ていたのですごく楽しんで見れられたと思います。
さすが「まんがタイムきららフォワード」、良い意味で予想を裏切ってくれますね。
(ちなみにきららフォワードは他にもクセの強い作品が多かったりします。)
「はるかな」が距離を詰めていくところが良き…
やっぱり面白いスポーツものの作品といえば、熱い試合展開もそうですがその裏にあるドラマも見どころではないでしょうか。
そういったドラマをこの作品はよく描いてくれたように思います。
対戦相手のドラマも良かったですが、やっぱり1番の見どころは主人公たち「遥」と「かなた」のはるかなペアのドラマです。
思うように身長が伸びずスランプに陥り、かつてのパートナーと気まずいまま別れてビーチバレーから遠ざかっていたかなた。
そんな傷心のかなたとコミュ力お化け遥が出会います。

遥はまっすぐでグイグイ人の心に踏み込んでいくものの、思いやりを忘れることがない優しさのある性格です。
そんな遥がかなたのわだかまりを少しずつ溶かして絆を深めていく様子は、見ていて清々しい気持ちにさせくれました。
他にもかなたと元カノ…もとい元パートナーの「成美」とのやり取りもなかなかグッと来るものがあります。
これは健全なアニメ
この作品はあくまでもスポーツ(ビーチバレー)の内容を真面目に描いてる健全なアニメです!
なので露骨なサービスシーンなんてものは一切存在しません。(個人の感想です)
「毎話水着着てるとかそれ実質毎回サービス回じゃん」とか思われるかもしれませんが、ユニフォームなのでセーフ!
繰り返しになりますがecchiアニメではないです、健全なアニメです!(2回目)
こんな人に特にオススメ
スポーツアニメ好き
きらら作品ではありますがスポーツモノのアニメとしてよく出来ているので、やっぱりスポーツアニメが好きな方にオススメです。
カワイイだけじゃない、熱いドラマや試合がちゃんとあります。
おわりに
高身長で初心者の「遥」と低身長で経験者の「かなた」との2人でビーチバレーに挑むスポーツアニメ。
まんがタイムきららの特徴であるカワイさはそのままに、熱い試合展開やビーチバレーの戦術など、スポーツモノとして見ごたえがありました。
ちゃんとスポーツアニメ必須の、熱い人間ドラマもしっかり描いているので、試合の内容をより盛り上げてくれます。
きらら作品だからゆるいモノだろうと思っていたので予想とは違っていましたが、熱い試合が胸を打ち、見終わった後に満足感のある作品でした。